2007-02-01から1ヶ月間の記事一覧

M・プルースト「現実の存在」

M・プルースト「現実の存在」 高校生のための文章読本より 眩いばかりの雪と隣あっている時には、あれほど黒々と静まり返っている唐松の森が、淡青の、ほとんど薄紫の湖水に、快い艶を帯びた緑の枝を差し伸べていた。 あの年、ぼくは貴方に一度も話す機会も…

小林秀雄全作品から(8)「批評について」

昭和29年(1954年)6月「NHK教養大学」に発表 強い好奇心を持っている限り濫読というものは害はないと思う。 一と口に言えば、形式尊重の時期を経て、個性尊重の時が現れるに至って、批評は、作品の背後に人間を見る様になった。それまで一様な形式のなかで…

ThinkPad X40 の液晶が表示されなくなりました

メインで使っているThinkPadX40の液晶が突然表示されなくなりました。電源入れても画面真っ暗。でんHDDのアクセスランプやファンはまわっているので通電はされていて、液晶だけがついていない感じ。よくよく見ると、物凄く暗く表示もされているようでした。…

七草粥と鏡開き

年末年始のことその5。写真の整理をしていたら、エントリに使おうと撮った写真を発見。 1月7日は七草粥の日。暴飲暴食でくたびれた胃に優しいお粥で休息をの朝食です。「せり、なずな、ごぎょう、はこべら、仏の座、すずな、すずしろ、これぞ七草」NHK…

今日の短編(52) 藤沢周平「たそがれ清兵衛」

先日映画の一部分を見る機会があった。随分違うようで、映画も見たい、と思った。 藤沢周平「たそがれ清兵衛」 「おまえさま、雪が降るまでには、すっかり元気になるかも知れませんよ。はやく、ご飯の支度をしてさし上げたい」 たそがれ清兵衛 (新潮文庫)作…

(手帳5)本当の発見とは

(手帳5)本当の発見とは 高校生のための文章読本 より だが、実際は違うのだ。手にペンを持って言葉を紙に書きつけるまで、書こうとする内容などは何も見えてこない。少なくとも、口の中でひとりごとのように言葉を言ってみるまでは、自分が何を書こうとし…

R・バルト「箸」

R・バルト「箸」 高校生のための文章読本 より 箸は、食べものを皿から口へと運ぶ以外に、おびただしい機能をもっていて(単に口へと運ぶだけなら、箸はいちばん不適合である。そのためなら、指とフォークが機能的である)、そのおびただしさこそが、箸本来…

K・ローレンツ「本能の大議会」

K・ローレンツ「本能の大議会」 高校生のための文章読本 より ここでかんたんな例になると思われるのは攻撃の衝動と逃走の衝動の間のかっとうにおちいっているイヌに見られる顔面筋の動きだ。 高校生のための文章読本作者: 梅田卓夫,清水良典,服部左右一,松…

節分(昨日のコト)

節分でした。子どもたちはそれぞれ鬼のお面を作って被ったりかぶせたり、撒いて撒かれての豆まきの夜でした。 夕食は恵方巻。これ僕の子どものころはなかったように思うのですが、ここ数年は節分の時に良く目にしするし、毎年食べてもいます。節分会 - 繭八…

薪割り(昨日のコト)

9時-5時半の日中メンテナンスでメールで送信したデータが登録されていないようなので。 はじめはこんな。太くて直径12,3センチくらいまでを40本ぱかし。 時間切れで10本以上あまったので、切ったものを積んでもこれくらい。

小林秀雄「人形」

齋藤孝さんの著作の中で紹介されていたのをきっかけに授業でもたまに使っている。一瞬でぐっと不思議な世界に連れていかれる。 小林秀雄「人形」 高校生のための文章読本 より もはや、明らかなことである。人形は息子に違いない。 高校生のための文章読本作…

石垣りん「はなよめ」

結婚式前日に散髪に行った。以前のお向かいさんがやっている床屋だ。小学校の終わりか中学入りたてくらいから高校を卒業するまでの6、7年間定期的に切ってもらっていた。大学に入ったころから、次第に足が遠のいて切ってもらうのは、数年ぶりだった。「久…

JR高崎線運行遅延で難儀しました。

大宮―宮原間の踏み切りで事故(脱輪?)とか。事故自体は16時前だったようですが、僕が乗った9時過ぎでもまだダイヤは大幅乱れでした。乗りたい電車に乗れない乗客も気の毒は気の毒ですが、JRの駅員さんたちの苦労も大変なことと想像します。

土門拳「走る仏像」

土門拳「走る仏像」 無我夢中で一枚シャッターを切った。たった一枚。そしてもう一枚と思って、レリーズを握った私は、シャッターを切るのをやめた。さっきまで金色にかがやいていた茜雲は、どす黒い紫色になり、鳳凰堂そのものも闇の中に姿を消していたから…

H・ファーブル「短刀の三刺し」

H・ファーブル「短刀の三刺し」 高校生のための文章読本 より 蜂はこおろぎの胴の先に出ている糸を一本大顎でつかみ、前肢で相手の太い後肢をじたばたしないように抑える。同時に中肢で敗者の太息をついている横腹をしめつけ、後肢を二本の梃子のように顔に…

1月の訪問者数(PV)

2007年1月1日から1月31日までの31日間で計1254PV(40.45/日)でした。ユニークアクセスは1038。31日中何か書けたのは20日分53エントリでした。振り返ると読書の記録が多かった一ヶ月でした。小林秀雄の著作や高校生向けのアンソロジーの読後記録がほとんどでし…

「あるこ!2007Jan」が終了し、「あるこ!2007Feb」を開始しました!

24日間でどれだけ歩けるか、試みたウォーキングチャレンジ「あるこ!2007Jan」が昨日終了しました。結果は71.12キロ、当初の目標50キロを大きく越えて歩くことが出来ました。結構歩いたなぁと思いつつ、一番歩いた方の記録を見ると85.93キロ。頭二つぶんくら…