今日の短編(10) レイモンド・カーヴァー「風呂」

読後、ものすごく引っかかりが心に残る。それから何故「風呂」なんだろう。この作品のロング・バージョン「ささやかだけれど、役にたつこと」も読みたい。

レイモンド・カーヴァー「風呂」(THE BATH by Raymond Carver)

男は病院から車を運転して帰宅した。彼はいつも以上に車のスピードを出した。それまでの彼の人生は、仕事、子育て、家庭、どれをとっても申し分ないものだった。でも今では、恐怖を身のうちに感じて、そのせいでひどく風呂に入りたかった。

バースデイ・ストーリーズ (村上春樹翻訳ライブラリー)

バースデイ・ストーリーズ (村上春樹翻訳ライブラリー)

所収。