水曜日

学校の最寄り駅で降りて歩き始めると、空からぽつぽつと白い雪が降り始めた。荷物を置いて昇降口に立つと次第にしっかり降ってくる。8時15分過ぎからは小さなボタン雪ぐらいの大きさになり、登校してくる生徒達も喜んでいる。何人も携帯カメラで写真を撮っていたけれど、あれはきっと雪は移っていないだろう。僕も撮ってくれと携帯電話を渡されて1枚撮ったけれども、雪は見事に消えていた。

めぐりあいて 見しやそれとも わかぬ間に 雲隠れにし 夜半の月かな 紫式部

授業は3456の4コマ。2年生の演習2コマと1年生が2コマ。演習は評論文1題、古典1題、センター試験の問題を1問。1年生は百人一首57首目

一度に3冊くらい本をカバンに入れている。今日の帰り道は、ちくま日本文学の「芥川龍之介」と「子どもにいちばん教えたいこと」レイフ・エスキスを読んで帰る。「子どもに一番教えたいこと」は、やっぱりそれが大事だよねと膝を打ちたくなるとこが多い。四半世紀の経験に裏打ちされた言葉は思い。これはやってみたい、真似してみよう、という具体的なノウハウもいくつも紹介されている。3学期残りの授業でも試してみたいこと、来年度に向けての新しい取り組みのアイデアを沢山見つけられそう。