pinhole

玄関2題

実家の玄関、長い杉板の上がりかまちの向こうにガラス戸が見えます。天気は曇りであまり良くはありませんでしたが、広角版で撮影。以前、大人の科学ピンホールカメラ(標準)で撮った写真は、フリッカーにある下記のもの。 画角は広いのですが、周辺は光量不…

古民家

新潟の豪雪地帯に建てられていた築200年から250年の古民家。今は埼玉北部に移築されています。古くて使えない材もあれば、古材がそのまま使える部分もあったようで、煤で真っ黒になったときの流れを感じさせる財と、これから時を刻んでいくのだろうな…

秋空

秋の空はどこまでも高い。寒気が入ってきているせいか、透明な空が遥か上空まで続いている。空の青さも、雲の白さも、陽の輝きも、1年の中でもっとも澄んでいる気がする。春の空ほど控えめではなく、夏の空ほど一方的でもない、冬の空ほど重くない、秋の空は…

車窓から 2

何枚か撮った先頭車両からの風景は車窓から - 繭八庵@Hatenaが一番出来が良かったと思っているのですが、これも結構気に入っているのでアップします。最初にチャレンジした武蔵野線での1枚です。露光時間が長かったのか、社外はほとんど白く飛んでしまいま…

銀河鉄道

鉄道への憧れが刷り込まれたのは、きっと「銀河鉄道999」のせいだと思う。どこまでもまっすぐ伸びて行く線路を見ていると、視線の向こうでこの線路が空へと伸びていかないだろうかと夢想する。幼稚園の時に始めて劇場に見にいったのがこの「999」だっ…

リヤカー免許

11月初旬に学園祭に行った母校の大学で。僕の入っていたサークルでは、毎年グランドに大きな迷路を作っているということは以前のエントリでも書きました。その材料のダンボールを集めるため、部員は9月の授業が始まると空き時間にシフトを組んで交代で近…

太陽光線

林の中を歩いている時、上を見上げると、気持ちの良い葉の緑、青い空、輝く太陽が目に写りました。太陽が直接入ってしまうと、とんでもなく真っ白になってしまうので、枝の隙間から日の光が透けて見えるようなところを探してカメラをセット。なんとなくこの…

幽霊列車 広角版 

10月25日の幽霊列車 - 繭八庵@Hatenaと同じ時に同じ場所で取った広角版大人の科学ピンホールカメラで撮った1枚です。レンズの向きはほぼ同じ(気持ちtigreより左に振っていたかもしれませんが)で同じ時間の露光時間でしたが、随分違った出来上がりになりま…

車窓から

しきはんさんの車窓から : はりあなのこころを見て一度やってみたかった走る電車の車窓からの撮影。東上線や武蔵野線、東武線と何箇所かで試してみました。一番前の車両で、乗っているお客さんも少ないチャンスを狙うのはなかなか難しかったです。一番ちゃん…

青空

秋の空はとても高いです。朝焼けや夕焼け、昼間の青空、どれも遠く彼方に雲が広がります。少し低いところに小さな雲があって、風の速さの違いを眺めながら、形の良い雲を探して撮影しました。ものすごく良い天気の日で、太陽が雲の中に隠れてもなお猛烈な光…

未来ステーション

映画スターウォーズの第1作(エピソード4)のオープニングで、帝国の宇宙戦艦、スターデストロイヤーがごごごごごと画面上部から登場するシーンがありました。 画面上部から戦艦の底部があらわれて、ごごごごごというすさまじいイ音とともに、底面の細かなデ…

物言わぬ像

神社の境内の片隅に石碑や庚申塔、石仏が並んでいる一角があります。背にはつたの這う石垣を背負い、昼下がりの陽射しを浴びてゆっくりとした時を過ごしています。小さな神社の小さな石像ですから、何百年もまえからあるものではないのでしょうが、ずっとこ…

新シンボル

最寄り駅から約10分、元荒川沿いを歩き、幻の木造橋 - 繭八庵@Hatena紹介した今はもうない木造橋を渡ると目の前は大学です。正門まで数十メートル川沿いに歩き正門を入ると、大きな大きな時計が学生達を出迎えてくれました。11号館という建物で、教務課や就…

皆遊んだ場所

我が家の脇には50メートル四方位の、斜向かいには30m四方くらいの原っぱがありました。学校から帰ってくると、ランドセルを放り出して友人たちとどちらかのはらっぱに行って遊びました。夏には虫取り網を持って、冬には手袋をして。小学校に入って何年…

小動物の見る世界

犬や猫、ネズミや狸のみている世界はきっとこれくらいの目線だろうな、と地面にカメラを直置きしたときや、三脚の脚を一番短くして低いアングルでセットしている時に思います。子供の頃には幼稚園の園庭がものすごく広く思えたものでしたが、気がつくと、こ…

そびえたつ

人の手が作り出した巨大な建造物が好きです。完成したビルやショッピングセンターといったものよりも、鉄塔、工場、クレーン、建造途中の建築現場に魅力を感じます。今回は職場近くの総合公園で、野球場を照らすナイター設備を、カメラを思いっきり上向きに…

スローにノンビリ

土曜日の散歩で見つけた風景が続きます。この日は tigre と大人の科学ピンホールカメラに入っているフィルム撮りきってしまおうと、短い時間で一気に撮って歩きました。全部で3本現像したのですが、tigre で撮影したフィルムのほとんど全部がぶれていました…

幻の木造橋

12年前の冬、この鉄骨の橋が作られました。それまではこの右側に木造の橋が立っていました。橋を渡ると目の前に大学の教室棟が見えます。大学側から橋を渡ると、どこまでもまっすぐ(実際は1キロか1キロ半ほど先で湾曲したこの川にもう一度あたるのです…

水面に映る

大学を1年ぶりに訪れる時に思ったのが、今年の学園祭を針穴写真で撮ること、大学の外、町並みや、川の流れを針穴におさめたいという事でした。卒業してからの10年、毎年この時期に大学に遊びに来てはいましたが、グランドでの迷路と、自分が昔やっていた人…

通学路

ものすごく天気の良かった土曜日、残りわずかになった大人の科学マガジンと tigre のフィルムを撮りきってしまおうと、1年ぶりにキャンパス周辺の町並みを歩き回りました。大学の目の前に小さな川が流れ、土手には桜並木が続きます。貼るには提灯をぶら下げ…

青い夜

これも、母校の学園祭でのひとこま、迷路製作中の学生達の背中。製作中とは言ってもこれは皆背を向けて打ち合わせ中のところなので、表に人がたくさんいる、くらいにしか見えませんね。まだ足りないんじゃないか、暗いんじゃないかと思いつつ、5分ほどでシャ…

ここが迷路にかわります

この数日間母校の大学の文化祭に行ってきました。僕の入っていたサークルでは毎年グランドに大きな迷路を作っていて、その手伝いです。卒業以来ずっとですから今年でもう10年目です。学生気分に戻って過ごす数日間が、あんまり楽しすぎていまだにやめられ…

ジャングル?

近所の石垣とそれを覆い隠さんばかりの雑草を撮ったものです。一番近くのしだの葉から15センチくらいだったと思いますが、広角の威力か、自然の猛威か緑しか見えません。大人の科学の針穴カメラ、広角にすると、もっともっと寄って撮っても平気のようです…

門の内では・・・

先週の文化祭でのひとこま。文化祭では生徒会担当で体育館での会の進行や段取りの面倒をもう1人の先生と見ていたのですが、同時に(というのが辛いところで)裏門の警備担当でした。僕が高校生だった頃は、どんな人でも、いつでもふらっと訪れることのできる…

また古時計

PENTAX49mm用のレンズキャップを購入してから、大人の科学マガジンの広角版も活躍しています。かばんの中での感光の恐れがあることがこんなにストレスだったのかと思うほどです。何度も撮っている古時計ですが、長い年月を重ねてきた「モノ」には…

幽霊電車再び

また夜の高崎線。前回の幽霊電車が良く撮れていたので、2匹目のドジョウを狙って乗り継ぎの時間に再挑戦。露光時間は前回の8分と比べ少し短かったのですが、回送電車、隣のホームの車両と綺麗に写ってくれました。幽霊列車 - 繭八庵@Hatena ただ、上記の前回…

夕方なのに朝のよう

曇り空の日、夕方3時半過ぎに校内を歩いて回りました。薄暗い教室をtigre でパチリ。長めに露光したら夕方なのに朝のような写真になりました。見ている光がそのままでは写らないのが写真の面白さだと思っています。構図と光の具合を上手に針穴に取り込めるよ…

古時計

気がつくと何度も撮っている被写体がいくつもあります。子ども達は彼らの成長を逃したくなくて毎日のようにシャッターを押してしまいます。姿や様子は変わらなくても、撮ってしまうものもあって、公園のジャングルジムや、教室や廊下の光景、そしてこの妻の…

き、傷が・・・

tigre の撮影済みフィルムが2本になったので現像に出しました。いつも使っている写真屋さんは料金が1000円越えるとCD1枚分サービスしてくれるので、2本撮りきってからいくことがほとんどです。1本撮りきっても1週間、長いと1ヶ月以上結果が見られませんが…

古色蒼然

文化祭の準備をしていた先週、生徒会室の窓から隣の家を撮った1枚です。今の職場に赴任してからずっと撮りたかった被写体でした。青色のトタン屋根と雨戸、赤紫の板、戸袋、土壁の全てが流れていた時間を感じさせます。 tigre / ISO200 / 4sec