水曜日

昨日反省したおかげか、早起きに成功。今朝は家族全員早起きだったようで、僕が目覚めたときには、妻はもう起きて、ストーブを付け終わっており、それ以外では、息子が一番の早起き。普段は最後まで粘り強く?眠っているのに、今日はパッチリと目覚めたようで、僕が寝ぼけ眼で携帯電話を広げ時間を確認していると、「お父さんは起きてすぐケータイなんかしてるんだね」と言われてしまった。その後上の娘も起き、僕が出発する少し前に下の娘も起きる。今日は下の娘の誕生日。出発前に全員で起き抜けの彼女に誕生日おめでとうの歌をうたうと、きょとんとしている。うたいおわって、拍手をすると、彼女も一緒にぱちぱちと拍手をする。

いつもの時間に家を出、いつもの電車に乗り、いつもの時間に学校に到着できた。今週に入って初めて昇降口に立つ。この時間があるか無いかで体の目覚め方というか、心構えと言うかがずいぶん違う。

学校は今日もとても寒い。昨日今日と陽が差し込まず、いつ、どこで、何をしていても寒い。授業は3456の4コマ。1限にQA3クラス分をぐぐぐんと集中して終わらせる。2時間目には、34の2年生の演習科目の問題と解答の確認。評論文は内田樹と高階秀治「美しさの発見」。何年か前に読んだ文章だったので懐かしく感じる。内田樹はしばらくブログを見ていなかったけれども、村上春樹に関する評論集?が最近出ていたな、と思い出す。予習に2時間目を使い、34の授業へ。評論文はさらっと読み、漢文の説明に時間を割く。「先ず隗より始めよ」、と「両頭の蛇」。使役の「使」、反語の「豈〜哉」「Aすら且つB。況やCをや」の説明。1年生の時にやっているはずだけれども、使わなければ数週間で忘れてしまう。

午後は1年生2クラス。最初のクラスは、百人一首46−50首の確認小テスト。2クラス目は50首目の暗誦。

由良のとを 渡る舟人 かぢを絶え ゆくへも知らぬ 恋の道かな 曽禰好忠
八重むぐら しげれる宿の さびしきに 人こそ見えね 秋は来にけり 恵慶法師
風をいたみ 岩うつ波の おのれのみ くだけて物を 思ふころかな 源重之
みかきもり 衛士のたく火の 夜はもえ 昼は消えつつ 物をこそ思へ 大中臣能宣朝臣
君がため 惜しからざりし 命さへ 長くもがなと 思ひけるか 藤原義孝

「自分・この不思議な存在」は、2−2に入る。全存在を預けて世話をしてもらわなくては生きていけなかった時代のことを思い起こす。明日は3段落の板書計画を考えたいと思う。夜は次女の誕生会を実家の祖父母も呼んでやるというので、休みをもらって早くに学校を出る。