タイガー&ドラゴン「三枚起請の回」を見ました

僕:「俺も面白い話を面白おかしく話せるようになりてえんだよ」
嫁:「深刻よねぇ」
だ、そうですよ。このねたで生徒笑わせてリラックスさせようと思ったネタほどすべり、考え無しの一言の方がクスリと受けたりするのですよ。話の上手な人がうらやましい。から見たわけではありません。

連続ドラマ前にやった特番がこの、「三枚起請の回」。虎児の弟子入り、竜二との出会い。連続ドラマの登場人物も総出演、顔見世だけで終わらず、しっかりこの物語全体の構造を見せて、楽しませてくれます。

このドラマ、毎回話が重層的で楽しめます。1つ目噺家に弟子入りした話のつまらぬやくざ「虎児」(小虎)と、破門された師匠の跡取り「竜二」(小竜)の自分探し?のお話のライン。2つ目が毎回のエピソードで取り上げられる古典落語のあらすじのライン。3つ目が現実で起こる古典落語のすじがきに見立てられたいわば換骨奪胎されて語られるすじのライン。この3つが入り乱れて語られる筋書きに90分があっという間でした。連続ドラマも最初から見ていこうかなと思わせる傑作。

タイガー&ドラゴン「三枚起請の回」 [DVD]

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