世界遺産 サーミ人地域

ヨーロッパ最大の野生の湿原。北極圏スウェーデンラップランドでトナカイとともに遊牧し生活する少数民族サーミ人。8万人のうち2.5万人がスウェーデンに住む。4月でも外は氷点下、吹雪いている。トナカイの放牧の節目ごとに8つの季節を持つ。所有しているトナカイの数を他人に知られることを極端に嫌がる。囲いに追い込むと習性で反時計回りに走る。野生のトナカイや魚を捕って暮らしていたが、17世紀に野生のトナカイの数が激減、飼育するようになった。すべて氷でできたホテル!?が出てきた。トナカイの毛皮が必需品。え、すべて氷??

冬の間は茶色の、夏になると黒い毛に変わる。まるで違う生き物のよう。トナカイの子どもは5月に産まれる。年齢やけの色角の形によりトナカイを呼ぶ呼び名は100種以上、新しく生まれたトナカイミエッシィー(5月と言う意味)の耳に所有物である証の「耳切り」をおこなう。

寒がりの僕にはきっとものすごく生きて行くことが難しい土地であろう。けれども、実際に自分の目で見てみたい、触れてみたいという思いを抱かされてしまう。