飯田人形劇フェスタ1日目

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8時少し前に長野県は飯田市に向けて出発しました。3年ぶりに娘と2人きりの旅です。娘は夏休み前からことあるごとに「早く飯田に行きたい」と、いっており、何日も前に旅支度を整えての万全の状態でした。

乗るまでは混雑もあり時間もかかりましたが、調布インターから中央道に乗ると飯田インターチェンジまではノンストップ。快適なドライブ。カーナビに「飯田IC」の文字が出ると、「まだ?まだ?」と大興奮。

インターを降りフェスタ本部までの道のりに「あ、ここ来たことがある」、「ここ覚えてる」と楽しみながら本部に到着。2階のおいなんよサロンで30分くらい前についていたKさんと合流。ワッペンや劇人の証の水引、パンフレットをもらい、最初に見ようと決めていた京芸の公演に向かいました。

「火曜日のごちそうはひきがえる」

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2時から京芸の「火曜日のごちそうはひきがえる」を見ました。この劇団にはサークルの後輩「しゅーしゅー」が今年入団し、プロの人形劇人として活動しています。関西が拠点の劇団なので、彼女の演技を見るにはこの飯田が絶好のチャンス。娘も良く遊んでもらった子でとても楽しみに開演を待ちました。

雪の降り積もる寒い冬のさなか、ねぐらにこもっていたヒキガエルのウォートンは、おいしいカブトムシの砂糖菓子をおばさんに届けようと、同居しているモートンの注意も聞かず外に出て行く。途中雪にはまり込んでいたネズミに危険なミミズクがいて危ないよと警告されたにもかかわらず森の奥に入っていき、案の定ミミズクにつかまってしまう。ミミズクは今度の火曜日が誕生日。冬につかまえた珍しいヒキガエルを誕生日のご馳走にするといって、ねぐらで4日間ウォートンを生かしておくことに。どうせ食べられてしまうんだったら、それまでの時間は気持ちよく過ごしたい、とミミズクにお茶を飲ませたり、ねぐらを掃除したり、ミミズクの名前を聞いたりとポジティブシンキングのウォートン。ミミズクのジョージも次第に心を開いて行く。
ウォートンは助かるのか、ミミズクのジョージとは友達になれるのか、はたまた食べられてしまうのか・・・。

というお話。途中ジョージがウォートンに興味を持ち心を開いて行く過程を丁寧に描いているため少し上演時間が長くなっているなと感じましたが、とても楽しいお話でした。娘もはらはらドキドキしながら楽しんだようです。
しゅーしゅーは1人3役と大活躍。入団から半年(くらい?)プロになりひとつことに集中しているとこれだけ上手になるものかと思いました。終演後人形も見せてもらえ大満足の公演でした。

「さんまいのお札」

夜にはよろず劇場とんがらしの「三枚のお札」を見ました。開演後数秒で子ども達の心をぐっとつかみ、数分で場内を爆笑させる魅力に酔いしれました。さんざん笑わせた後にいよいよ「三枚のお札」。場内は暗くなりちょっと恐い雰囲気になりましたが、お芝居はなかなかに笑わせてくれます。娘は暗くなったところですっかり恐くなってしまい半泣きでしたが、恐いままで外に出しては後が大変と一生けんめい応援して気持ちを盛り上げて見事鬼婆をやっつけるところまでこぎつけました。感想を聞くと「すごい怖かったけど、やっつけるのしってたから平気だった。」だそうで、まぁ泣き喚いたりしなかったので良しとします。

この日の宿は、鼎公民館。家族が出来てから去年まではホテル泊まりでしたが、今年から公民館宿泊復活です。娘はお泊り保育みたいと喜んでいました。目の前にあるさびれた銭湯で汗を流し、いつもより随分遅い22時ごろ娘は就寝。