質問紙の回答の仕方を変えた

教員になってから、足かけ六年続けている質問紙の回答の仕方を変えました。質問紙とは、授業に対する質問・意見・感想・要望を毎時間書いてもらい、僕からの回答をつけて1枚のプリントにまとめて返す、生徒たちとのやりとりのこと。これまではもらったもの全てを入力して回答していました。「漢字満点とれた」が3つあれば3つ。「眠い」が5つあれば5つ。一人一人にきちんと答えることが大事だと思っていましたが、できあがった回答のプリントを見てみると、同じような生徒の感想と同じような僕のコメントばかり。1クラス40人弱として、今年は入力に20分、回答に40分程度かかっていました。時間はしっかりかかっているのですが、一つ一つの事柄をしっかり考えて回答することがなかなかできないのです。1時間かけて準備してもどうも内容が伴っていないように思うようになりました。

全員にコメントを返せないのは非常に残念で、悔しくもあるのですがこれを変えました。もらった質問や意見や感想のなかから、回答するものを10個程度に限定します。これで入力は5分から10分と短縮できます。回答の時間はあまり短縮しようとは思わず、一つ一つの質問に対してもっと時間をかけてしっかり答える形に変更しました。

生徒たちがこの変化をどう受け止めるか不安でもありますが、当面この形でしっかり考えていきたいと思います。