木曜日

今朝も昇降口にたつ。背筋をのばして、気持ち高め、気持ち大きめの声でおはようと言い続けているうちに、シャキッとしてくる。今日は意識が鮮明で声も出ているな、と自分でも思える日は、生徒の反応も良い。目が合うと先に挨拶してくれることも多い。返事をしてくれる生徒が多い。

なんとなく声をかけている時には、返事はない。なんとなく、あのグループ辺り、と漠然と声をかけても返事はこない。「君に」、「あなたに」と目があって、声をかけて、微笑んでいるとき、返事が帰ってくる。彼らの反応は自分を映す鏡だと思う。挨拶が出来ない生徒が増えているのではないと思う。挨拶が出来ない大人が増えているのだ、多分。

授業は3コマ。「文化のダイナミズム」と伊勢物語「芥川」。「文化のダイナミズム」は明日で終了。国語総合は、先週末あたりから中間考査に向けて怒涛のスピード進行。明日は「東下り」を一気に読む予定。

考査前で部活動の練習がなく、放課後の校舎は人影も少なく、とても静か。夏休み終盤から学園祭にかけての特別進行ですっかりペースを崩してしまっていたけれども、この1,2週間でようやく追いつけた気がする。季節は勉強の秋、集中して貯金を作りたいところです。蛇足ながら「勉強の秋」、「勉学の秋」、「学問の秋」でオーディエンスしてみると(グーグルで検索件数比べただけです・・・)だと勉強の秋が一番でした。なんかしっくりこないような気が・・・。