072 ナイト&デイ を観た

娯楽映画はこれでもかというくらいかっとんでる方が楽しめる。もろもろ過程を飛ばして、すっ飛ばしすぎなのもいいです。トム・クルーズ演じるエージェントは「凄い」というだけで、本当に凄い見せ場まですっ飛ばしちゃいます。大ピーンチ・・・場転・・・ね、大丈夫でしょ、というスーパーマンぶり。ファンタジーの世界でのお話と言ってもいいくらい。たまたま巻き込まれちゃったヒロイン、キャメロン・ディアスがみるみる非現実に適応していって大活躍しちゃいうのも観ていて楽しい。理屈はどこかに置いてきて忙しい現実を忘れて、ほどほどのカタルシスを得られる、これぞ娯楽映画という作品。


ただ、今一つ華がない感が否めないのも確か。主演二人にかけられていた魔法がとけてしまったのか、この作品がそういうものなのか。二人がこれまで演じてきたキャラクターから一歩も外に踏み出していないというか。そういう意外性というか発展性が欲しくなるのはファンのわがままでしょうか。