014 学校でのあれこれ

同じところからもう一枚体育館。フィルターのかけようによってずいぶん見え方が違う。
授業は1年生が4コマ。学ぶべきことは教科書を見れば分かる。クラスメートと協力して何がポイントなのか、それは何故か。自分の力で掘り出して人に分かるように伝えられるようになる。そんな観点で今年は授業を進めている。期末考査に向けては今は古典文法、動詞の活用。「ひひふふるふれひよ」とか「こきくくるくれここよ」とかのあれだ。朝から蒸し暑くて教室ではクーラーをつける。うだる窓辺で下敷きあおいでいた20年前とは隔世の観あり。


ロングホームルームでは9月の文化祭に向けた話し合い。今年は1年生の担任をさせてもらっている。ようやくの初担任。クラスTシャツのデザインを考えるメンバー決めに一部が盛り上がる。文化祭に限らず、遠足、体育祭、などなど。だいたいの場面で僕はあてにならないことを生徒達も分かってきて全然相談されない。40人のメンバーが作り上げるクラスなのだから40人で考えて相談してクラスになっていくのが良かろうと思っている。そのかわり彼らなりに決定したものに文句は言わない。不満分子もいるだろうから、なおさら手放しで全力で応援する。そういう気持ちで3ヶ月が過ぎようとしている。


4月入学式の直後教室で撮った写真では顔を見せず、下を向いていた生徒も多かった。5月、連休明けの遠足、写真を見るとまだ少しぎこちない。6月頭の体育祭で取った集合写真、解散前に教壇前に集めて撮った写真では正面からレンズを向いて笑っている顔が多い。まだ全員ではないけれど、大分ほぐれてきたような気がする。色んなヤツがいるけれど40人で1つのチームだと全員が心の底から思える日が来てくれるといい。