仕事ってすぐにこれだ!ってきめられるものじゃないけれどそれはそれで不安だよね

だから、まずは飛び込む。何がしたくて、何ができるのか良くわからないでもそれでも飛び込んでみる。そして必死にあがく。泥臭くてみっともないと自分が思うことでも横から見たらそうでもないってことも一杯。もうダメ、と思ってもまだまだダメじゃなかったりする。

こころよく われに働く 仕事あれ
            それを仕遂げて 死なんと思ふ     石川啄木

それがなんなのかわからないから、それが「あって欲しい」「出会いたい!」「見つけたい!」という願いをこめての歌ですよね。これが自分の天職だ!この道を一生貫くぞ!というものを早くに見つけられる人の方が珍しい。孔子だって

子曰、吾十有五而志乎學、三十而立、四十而不惑、五十而知天命、六十而耳順、七十而從心所欲、不踰矩

「三十にして立つ、四十にして惑わず、五十にして天命を知る」と論語の中で言っています。とはいえ、生きるためには生活のためには働かなければいけない。でも「今だけだから」「仕事以外では付き合わないんだから」と自分の(本来の)人生とは関係がない、とすぐに見切ったりしてはいけない。これに気がつくまで、あんまりあっさりしすぎて僕は大失敗した。出会いは一期一会です。一期一会ですよ。

とにかく目の前にある課題(タスク)を手に取り、力を尽くしてそれらをひとつひとつこなしていく。一歩一歩のストライドに意識を集中する。しかしそうしながら同時に、なるべく長いレンジでものを考え、なるべく遠くの風景を見るように心がける。なんといっても僕は長距離ランナーなのだ。
「走ることについて語るときに僕の語ること」村上春樹

自分がつまらないと思っている仕事は本当につまらないのか。つまらなかったら適当で良いわけでもなく、つまらなければ自分に向いていないのか、それはやって見なければわからない。あんまり若い内に、自分のスペシャリティはこれと決めちゃって良いのだろうか。

そうやってがんばってやっているうちに、「がんばってるね」「これも頼むよ」「やってみてよ」という評価がくっついてくる。コツコツと歩幅は狭くても一歩ずつ確実に歩き続けていくことが大事。自分とまわりの人たちの関係の中で、自分の役割や強みや、自分の場所が見つかってくる。そこがきっと「こころよく われに働く 」場所なんです。きっと。仕事をしていくのに必要なのは情熱とコミュニケーション能力。専門的知識もあったらそれはそれでよりよいとは思うけれども。

自分の仕事をつくるおとなの進路教室。働く気持ちに火をつける―ミッション、パッション、ハイテンション! (文春文庫)
よりよく生きよう!って思える本3冊。きっとこれからも手に取る事が多くなるだろうと思う。
仕事は仕事。私生活は私生活。ってあんまり割り切りすぎない方がいいと思える。仕事も家庭も両方あってそれぞれが上手に回ってはじめて「自分の生き方をつくる」ことになるんだから。

くよくよするなよ あきらめないで Just Like a Boy
その痩せこけた 頬のままで 果てしない迷路の中を
人は皆手探りしてでも Stay Stay Dream

長渕剛

今やっている仕事が本当に自分に向いているのか、この仕事を何年できるのか、それはやってみなければわからない。この航路で目指す島にたどり着けるのか、よくわからない。でもいつまでも不完全な地図を眺めているよりもスタートすること。飛び込むこと。そこでどれだけ一生懸命やれたかで、何かを見つけたり、人との出会いが、気がついていなかった自分自身との出会いが生まれてくるのだと思いますよ。

支離滅裂ですが、えいやっと勢いで更新!