金曜日

今週は三者面談で特別時間割。1年生の国語総合が2コマ。1クラス目は「ねずみの婿入り」の音読テスト、四十人弱を一人で見るのは非常に時間がかかるので、早く合格した数人にも先生役をしてもらった。先生役の生徒には、きびしくチェックして欲しいと頼み、そこで合格した生徒は、僕が数行のみチェックしたら合格という段取り。自分が先生役をやるんだと思うと気合いの入り方も違うようで、普段の反動か?あちこちで厳しい指導が行われておりました。

2クラス目は古今著聞集の「児のそら寝(ちごのそらね)」に入る。この教材は1年生の古典の最初のとっかかりによく使われている教材らしい。僕も教えるのは今回で2度目。今回も最初は音読からだけれども、読みで難しい箇所はほとんどない。歴史的仮名遣いも「はひふへほ」が「わいうえお」になるものばかりで、今回の勘所は歴史的仮名遣いよりも古典独特の言葉、いわゆる古語の言い回しというところだろう。この教材では文法的なことは動詞の活用、それも四段活用のもののみと1年生をもつもう一人の先生と相談していたけれども、過去の助動詞「けり」だけは少し触れる。