運動会

息子の運動会。朝から良い天気に恵まれました。7時半には息子と二人園について準備の手伝い。園児の集合は8時ですが、早く行ける親は準備の手伝いです。看板を門につけたり、机・椅子・ゴザ・マット・跳び箱・長机などの用具を園舎から出したり、朝露にぬれた園庭に砂をまいたり、かけっこのコースをシャベルで削ってならしたり・・・・。一番の大仕事はピアノの移動。グランドピアノを園舎から園庭の砂場まで運びます。平行移動はまだ楽ですが、園舎から地面までの3,40センチの高低差がきついきつ。父親15人かかってもかなり重くひいこら言いながらの作業でした。
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ピアノの設置が終わったら競技開始。ここの運動会は競技はそれほど多くありません。歌、リズム(リトミック)、親子リズム、かけっこ、障害物競走、パンくい競争、リレーくらい。しかし、ほとんどの競技が全員参加で、たっぷり時間をとって園庭中を走り回るという代物。大人も子供もはだしになって、さわやかな秋空の元楽しい時間を過ごしました。大人リズムでは義父も一緒に参加して、高低差のある園庭を走り回っていました。ふもとで見ているとそれほどあるようには見えない芝生の坂道ですが、上り下りするとこれが結構急な傾斜でつらかったりします。リズムの最高潮は「どんぐり」というやつで、坂の天辺から横になってぐるぐる回りながら降りてくるというもの。物のためしにとチャレンジしてみましたが、もうなにがなんだかわからないくらいぐるぐるで、下まで降りてきても目が回ってしばらく起き上がれないほどでした。親たちのソーラン節の披露もありました。親だけで一回踊った後は、見ていた方も一緒に踊りましょうと園児や観覧者も交えてソーラン節大会。
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この運動会の最大の見ものは年長の障害物競走。自分の背丈よりもずっと高いそびえた塀板を乗り越えるところからスタートします。勢いよくジャンプして少しだけ引っかかった指先だけを頼りによじ登ります。この指を引っ掛けるまでが大変で長い子は10分も15分もかかります。普通だったらもういいだろう、とあきらめてしまいそうになっても、皆頑張って最後には全員がこの塀を越えていきます。でんぐり返し、逆上がりとしたあとは棒登り。大人数人で支えている竹の棒をよじ登ります。そのあとは木登りです。登れる木が沢山あるのですが、自分で登る木を決めて、上のほうからロープを伝って下りてきます。高いところから飛んで下りるのは怖いもので、ここでつっかえる子も居ますが、年長の仲間や兄弟がすぐにやってきて、応援して、見本を見せ、やる気になるまで待って、最後には無事に飛び降ります。

普段の自分よりも1段階背伸びしないと出来ない困難に立ち向かわせて、それが出来るまでじっと待って、応援して励ましてやり遂げさせる、普段だったらもういいよと思ってしまうような状態になっても、じっと待ってやり遂げられる、というのは子供たちにとってもとても大きな宝物になると思います。去年初めてこの競技を見て感動しましたが、今年もとても感動しました。