コンテンツの消費方法

TVチューナーを購入してからテレビ番組を見ることが増えた。ドラマもバラエティにも興味はない、ニュースも天気予報もネットで十分、多く見積もってもせいぜい日に10分も見ないという生活を数年間続けていた。
それがこれはと思う番組があると積極的に録画するようになった。もちろんオンタイムで見ることは皆無で、趣味的な物は深夜に、授業で使えそう、使おうと思うものはノートPCにデータを移動して職場で視聴することがほとんどである。

2003年のNHKによる個人視聴率調査によると、テレビの一日平均視聴時間は、3時間32分とある。もちろんこの時間には、視聴者が能動的姿勢で見たのかそうでないのかを区別しない。その人が自分の時間をどう過ごそうがその人の勝手なのではあるが、ただ時間を埋めるだけの目的でテレビと対峙しているのであれば、筆者はその時間がすごくもったいないと思う。

 さてここまでの論旨で、筆者がバラエティ番組を見るのは無駄である、と書くつもりだろうと思ったのなら、それはちょっと違う。筆者が提案するのは、テレビの見方はもっと変わるべきだと言いたいのである。

 筆者は以前から、ポータブルビデオプレーヤーに対しては、極力記事として取り上げるように心がけている。その理由は、それらの製品は単なる小型化技術ということだけではなく、ある意味、生活提案型の商品となりうる要素を持っているからである。

「視聴」をテレビから切り離そう (2/3) - ITmedia LifeStyle

そもそも、テレビというメディアはドラマにしてもニュース、天気予報、交通情報にしてもほしい情報がほしいその瞬間には手に入らない。過剰な事前説明が施設にテロップで入り、さぁいよいよというところでCMだ。自分の好きに使える時間を情報を教えてくれるのを待つことで無駄に費やしたくなくなりテレビを見ることをやめた。

とはいえ、個人の好みにフィットする企画もあれば、テレビならではコンテンツというものは当然存在するわけで、もっと手軽に見られるようになれば良いのにと、自動録画してHDDの肥やしになったコンテンツを削除しつつ思うことがある。汎用の小型メディアにコンテンツを移動して携帯なりiPodなりで見られると良いのにと思う。