138 読みたいときにあなたはいない

モンキービジネス最新号で村上春樹小澤征爾が対談している。取り上げられていた曲が聴きたくなるし、村上春樹の文章をもっと読みたくなった。


小説ではなくて、エッセイやインタビューがいい。「考える人」のロングインタビューか「意味がなければスイングはない」か「走ることについて語るときに僕の語ること」のどれかが読み返したくなるがどれも家だ。ひと頃ホームページでやっていた読者とのQA集のようなものもいいなと思うがこれも家に帰らねばない。


「雑文集」を手に取ってみるがちょっと今の気分とは違う気がする。家にあるものでもいいからもう一度買うかと文庫化されているものを何冊かと手に取る。どれも今の気分とは少しずつずれている気がする。


このテキストが読みたい。今この瞬間にあのエピソードを読みたい、確かめたい、という欲求をかなえるためには自炊に踏み切るしかないのだろうか。しかし裁断機とスキャナーとそろえることを考えるとまだ敷居は高い。


となると期待は電子書籍だ。僕の好きな作家では森博嗣の著作が電子職責として販売されている。初期のシリーズと映画化されたシリーズの2種類で専用ビューア内で課金して購入していくタイプでiPhoneiPad上にアイコンは増えない。問題は価格で文庫本購入よりも高くなるのが難点。