055 限定すること「自分探しと楽しさについて」森博嗣

フィクションの発行をスローダウンしている森博嗣さんの新書。フィクションは昨年一本読ませてもらえたのが嬉しい。

パソコンのキーボードを叩くのは一日一時間以内にしようと決めた。これは目標であって、現在まだ完全には実現していない。一時間ぶっ通しで書くことは滅多になくて、たいていは十五分くらいを四回か、五回、というように細切れに仕事をしている。

一日の中で自由な時間をを何に使っているか考えると、パソコンやiPhoneでネットにつないで何か眺めている時間が長い。テレビを見なくなってその時間が自由になったと喜んでいたけれど、テレビを見ていた時間がそのままネットに使われているだけで本質はまったく変わっていなかったりする。


一日の半端時間を集めると一時間や二時間にはすぐになる。そこを何に使っているかというと、受動的に過ごすことが圧倒的に多くなっている。油断するとすぐ入力過多になるので出力する方に気持ちを切り替えたい。

自分探しと楽しさについて (集英社新書)

自分探しと楽しさについて (集英社新書)