025 敬語の学習

三日ぶりの電車通勤。駐輪場で自転車を出すと後輪がパンクしていた。少しだけ考えて自転車を元に戻して学校まで歩いた。約2キロを30分弱。ゆっくり歩いていたつもりはなかったが朝一番で、久しぶりの歩きだったからだろうか。冷たい空気の中ポケットに手を入れて歩いた。門をくぐる頃には体は温まって手袋も外し気持ちの良い朝になっていた。


「雪のいと高う降りたるを」は敬語の学習に移っている。僕自身が高校生だった頃この敬語という奴にはものすごく手を焼いた。一度にたくさんことを伝えても混乱してしまうので毎年ものすごく単純化してこんな風に説明している。どなたかの参考書で見つけてなるほどと胸落ちして、自分なりにアレンジして使わせてもらっている。敬語について学ぶのはここが初めてだから生徒たちは皆同じスタートライン。

  • 敬語とは 
    • 誰かが誰かに敬意を表す(敬う・礼を尽くす)時に使う言葉。
    • 敬意の主体と敬意の対象の間で必ず上下関係が生じる
  • 敬語の作り方
    • 口語(現代語) 「飲む」という動詞に対して
      • 召し上がる
      • 飲まれる
      • お飲みになる
    • 文語(古典文法)
      • 召す(違う言葉で言い換える・・・本動詞)
      • 飲まる(元の動詞に付け加える・・・助動詞)
      • 飲み給ふ(元の動詞に付け加える・・・補助動詞
  • 3種類の敬語
    • 尊敬語
      • 動作をする人(〜は、〜がにあたる人)に対して敬意を表す
    • 謙譲語
    • 動作を受ける人(〜に、〜をにあたる人)に対して敬意を表す
    • 丁寧語
      • 聞き手(会話文)/読み手(地の文)に対して敬意を表す


文章で「〜が〜に」にあたる部分を補えばそれで尊敬語謙譲語が判断できる。たとえば本文に「礼ならず御格子まゐりて」という部分。女房たちが中宮定子のために格子を上げる(下げる)と考えて、敬意を払うべきは中宮だからこの「御格子まゐり」という部分は謙譲語、という具合。


ある程度進んだら僕の説明と板書を自分なりにかみ砕いて理解する時間を取る。そしてペアや三人組を作ってもらう。今学習したことを説明しあう時間をとってもらうためだ。目で見て耳で聞いたことを整理して説明すると格段に理解が進む。少し進むごとにこれを繰り返して理解を深めていってもらいたい。


部活を終えて駐輪場に向かった。今日は歩きできたことをすっかり忘れていた。朝と同じ道のりを帰りも歩いた。暗く寒い夜道を歩くのはちょっと辛いなと思いながらスタートしたが駅に着く頃にはまた朝と同じく体も温まっていた。今日も一日終わったなという小さな達成感のおまけもついて来ていた。

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