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024 最近読んだ本についてなど

どんぐり姉妹 もしもし下北沢 N・P (角川文庫) デッドエンドの思い出

年末によしもとばななさんの「どんぐり姉妹」を読んだ(028 「どんぐり姉妹」よしもとばなな に思う - 繭八庵@Hatena)。2010年のどこに行っても塞がってるような気分を言語化してもらったように感じて少し目の前が開けた気がした。彼女の作品を続けて何冊か読んだ。


「もしもし下北沢」は毎日新聞に毎週連載されていた作品が単行本化されたものでメメント・モリな作品。単純に良かったとは書きたくなくて、でも非常に印象深かった。少し時間をおいて再読したい。N.Pも良かった。これまで読んだよしもとばななさんの作品では僕は「デッド・エンドの思い出」という短編集が一番気に入って。この評価は今も変わっていない。この短編集については以前一編ずつ一言感想を書いたことがある。


小説のように (新潮クレスト・ブックス) 記憶に残っていること (新潮クレスト・ブックス 短篇小説ベスト・コレクション) シェル・コレクター (新潮クレスト・ブックス)

短編集が好きで新しい人の作品を読むときには短編集を手に取ることが多い。「記憶に残っていること」はしばらく止まっていたけれども最近ぽつりぽつりと読んでいる。マリス・マンローは初めて読む作家。「小説のように」も短編集で一編ずつ読んでいる。(恐らく)あえて書かずに行間を読ませる。非常にたくさんのものがぎゅっと詰まった作品を書く作家だという印象を持った。一筋縄ではいかなかった長い人生を淡々と、しかし深い。そういう感じ。「シェル・コレクター」アンソニー・ドーアも短編集。読んだことのない人なので楽しみ。


最近の海外の作家の短編集は比較的多く、個人の短編集もアンソロジーも豊富になってきた気がする。一方日本人の作家の短編集はどうだろうかと思うと一部の人気作家の作品が目立ち、それ以外の短編集はあまり目に付かないような気もする。僕が最近の日本人作家の短編集やアンソロジーを知らないだけなのだろうけれども。


謎のギャラリー 謎のギャラリー特別室 謎のギャラリー―特別室〈2〉 謎のギャラリー特別室〈3〉 謎のギャラリー最後の部屋

アンソロジーの場合目利きが選んだこの人を読むならこれ!というものが楽しい。最近の作家は入っていなかったような気がするが、以前読んだ北村薫が選者の「謎のギャラリー」というアンソロジーのシリーズがとても面白かった。筑摩文庫で北村薫宮部みゆきと組んで編んだアンソロジーがあるのでそれを読んでみようか。

名短篇、ここにあり (ちくま文庫) 名短篇、さらにあり (ちくま文庫)