フラフープをおろす

先日面白い体験をした。

1本のフラフープを胸の高さから地面に下ろす。ただしフープは10数人が1本ずつ出した指で支え、フープから指を離さず全員で協力して地面まで降ろしていくこと、という条件がつく。

12人で挑戦したが、輪を支えようと思って指に重さを感じるとフープは上がってしまう。下に下にと思っていても上がってしまう。力を抜いてかすかに触れている位で重さや感触があると力を抜いて少し指を下げる。感触があったら力を抜く、これを繰り返していくとフープは下がっていった。

フープ1本が何百グラムかわからないが、1人が支えるのはわずかな重量。指一本でも重みを感じるか感じないかなのだろう。これを「持つぞ支えるぞ」と積極的に思うと必要以上に持ち上げてしまう結果になるのだろう。持てているのか、役に立っているのかわからないくらい力を抜いている方が結果として下がっていくあたりが面白かった。