ジェイン・オースティンの読書会を見た
好きな本を時をおいて何度も読むのは、親しい友人と再会するようで楽しいものです。友人たちと同じ本を読んで感想を言い合うのも、一人で読む時とは違う楽しさがあります。面白さを感じるところが違ったり、出来事のとらえ方が違ったり、物語ではなくそれを読んだ友人や自分についての発見があったり・・・。読書を巡るそんなことを思いながら、タイトルの「読書会」という言葉の響きとジャケットの和気藹々とした雰囲気に引かれて借りてきました。
ジェイン・オースティンの読書会 コレクターズ・エディション [DVD]
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読書会で取りあげる作品のストーリーと、6人のメンバーの物語が恐らく多層に重なり合って映画は進んでいきます。決して派手ではない、落ち着いたトーンとそこここに表れるユーモアが、登場人物の心の動きを自然なものに感じさせてくれます。
こんな風な読書会ができたらいいなあと素直に思いました。実際会って、となると難しいですが、今の世にはブログがあるからいいですね。本の感想のエントリはしばらく書いていませんが、そういう時間もきちんと取りたいと思いました。
ジェーン・オースティン(Jane Austen、1775年12月16日 - 1817年7月18日)は、イギリスの小説家。ハンプシャーのスティーブントン生れ。
18世紀から19世紀イングランドにおける田舎の中流社会を舞台として、女性の私生活を結婚を中心として皮肉と愛情を込めて描き、イギリス小説の頂点とされる。主要作品は『分別と多感』『高慢と偏見』『エマ』『マンスフィールド・パーク』『ノーサンガー僧院』『説得』の6つの長編小説。
オースティンの小説を読んでいればきっと、もっと楽しくなるのだろうし、実際読んでみたくもなりました。映画の中で6作の作品のタイトルを聞きながら、どこかで目にしたか耳にしたような気がしてなりません。翌日になって思い出したのが、佐上さんのこのエントリーでした。*1佐上さん(id:rairakku6)や辻さん(id:Ronron)も御覧になった「プライドと偏見」(キーラ・ナイトレイが主役なんですね)を次は見ようと思います。
映画が面白かったので、図書館で今回の映画の原作とジェーン・オースティンの「高慢と偏見」も借りてきました。映画で使われていた「自負と偏見」や「プライドと偏見」ではピンときませんでしたが、「高慢と偏見」というタイトルでもう一つ思い出しました。*2
フィーリングで手に取った作品でしたが、素敵な出会いでした。しばらく読書で映画で19世紀初頭に旅したいと思います。
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