40周年記念冊子「わんぱくれっしゃ」に載せた言葉

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昨日の夕焼け。元荒川にかかる出津橋からの眺め。右手にキャンパスが見えます。昨夜の交流会、そのあとの飲み会にはたくさんのOBが来てくれました。交流会には20数名のOBが参加しました。現役の学生と一緒に楽しい時間を過ごしました。そのあとの飲み会には仕事がえりに駆けつけてくれたOBが4、5名合流。2カ所に分かれての飲み会でしたが、学生もいれて30人少々の久々の大所帯1年ぶりの再会に盛り上がりました。連絡の労をとってくれた後輩の皆さんに感謝感謝です。どうもありがとう。
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今年はワンダーキッズ(旧:児童文化研究会)創立40周年。記念に今年度中にもう一度集まろうかという企画を若い卒業生が中心になって考えてくれています。彼らのパワーにも大感謝です。実現できる様僕も精一杯協力したいと思います。


5年おきに出している記念冊子「わんぱくれっしゃ」に、OB会の代表としてこんなこと文章を載せてもらいました。

児童文化研究会の思い出


僕が文教大学に入学したのは1992年のことでした。いままでと違ったことをしてみたいと思って選んだのが児童文化研究会でした。おはなし、ぶんがく、劇、子ども会の4つの部会のどれに入ろうかかなり悩みました。


紙芝居やパネルシアター、素話で子ども達と接するお話部会。自分で好きな話を創作し、大型ぺープサートにしたり、六角形にして公演する文学部会。人形・舞台・脚本・演出・音響すべてを自分たちで考えて作りだす劇部会。4つの子ども会に毎週行き、1年生から6年生すべての学年と密に交流をする子ども会部会。どの部会に遊びに行っても暖かく迎えてくれて本当に悩みました。


卒業してからも毎年文化祭の頃には北越谷に足を運んできました。どうせなら少しでも一緒に活動をして仲間にいれてもらおうと、迷路作りや公演の準備に参加させてもらうことも多かったです。その時にいつも感じていたのは、僕が新入生の時に感じた、いろんな人を受け入れる懐の深さとみんなの心の温かさは今も変わらず残っているということでした。


現役時代は劇部会で4年間を過ごしました。一度は休部会になってしまいましたが、後輩の皆さんがまた人形劇をやりたい、と人形劇部会として新しくまた活動をはじめてくれ、とても嬉しく思っています。人形劇の面白さは今も変わらず、年に一度か二度にはなってしまいましたが、卒業してからも公演を続けています。


何かに一生懸命に、夢中に、がむしゃらに取り組むことが出来る時間って実はあんまり沢山はないのかもしれません。文教大学で児文研の仲間と出会え、一緒に過ごした4年間は今でも僕の心の中ではとても大事な場所にあります。困難や辛さが大きければ大きいほど、それを越えて一つのことを完成させた時の喜びはより大きなものになります。


皆さんが普段している活動は、とても素晴らしいものです。辛いこと、苦しいこと、面倒な事、逃げ出したくなることにも何度も出くわすでしょう。でもそのつらさを乗り越えて手に入れられる、充実感や喜びは何ものにも替えがたいとても貴重なものです。四年間の学生生活の中で是非その素晴らしい体験を数多く経験して下さい。すべてのOBOGがそれぞれの場所で、それぞれの形で皆さんの活動を応援しています。


子どもといっしょ ワンダーキッズ(旧・児童文化研究会)創立40年。本当におめでとうございます。地域に根ざしたこの素晴らしい活動が末永く続くことを、また、その活動を支えている学生の皆さん一人一人の人生がより輝かしい素晴らしいものになることをお祈りしております。


平成20年10月13日 石ころ会代表 倉田 淳(まゆはち 平成7年度卒 劇部会 OB13年)