3分間作文

2学期に入ってから3分間作文というものを始めた。作文は苦手だという生徒は多い。僕も苦手だった。退屈で面倒だというのが一番の理由で、生徒たちが嫌だなと思うのもよくわかる。でも、文章を書くことで思考が整理されて頭がスッキリすることや、原稿用紙が埋まっていく気持ちよさを体感してもらえたらその思いも少し変わるんじゃないかと思って試して見ることにした。作文も案外楽しい・面白いとなってくれたらとても嬉しい。学年が進んでいくと、進学や就職に向けた願書、志望理由、小論文などの重たい作文が待ち構えている。その時のハードルが少しでも低くするという狙いもある。


3分間作文というのは、名前からも想像できるように、時間を3分と区切って出来るだけ沢山の文字・文章を書こうというもの。内容には制限を設けず何を書いても良いことにした。手紙・予定表・部活の練習記録・朝から今までのこと、最近の食事・本、マンガ、映画、テレビのことなどなど。例えば、こんな感じ。

10月10日、金曜日、朝の立ち番は時間がなく5分少々で終了。涼しくなってきたので冬のジャケットをきちんと着てくる様になってきた。授業は1345の4コマ。1年3コマに3年の表現。金曜日の国総は普段よりもやることが多い。漢字小テスト、商業と連携した検定の対策プリント、3分間作文、そして羅生門。こまこましている代わりに、質問紙の回答はなしにしてもらって、翌週最初に2回分返却することにしている。3年の表現は、就職や受験もあって休みが多い。今日は単文朗読は加藤周一の「スペイン旅情」、朝日の「ひと」からふたり。作業はツルゲーネフの「はつかねずみと人間」の一部を読んでまとめてもらう。

ローマ字入力だと手書きより早いのと、切りが良いところまで書いたので上の文章で288文字、時間は3分半を少し越えた。手書きの場合は60文字/分 で考えて180文字書けたら相当で、120文字越えるかどうかが1つのラインになると思う。短い時間にぐぐぐぐっと集中する。よし!書いた!と達成感を味わって一瞬弛緩する。その後はまた別のことでぐっと集中する。この集中と弛緩を50分の中で3回か4回作りたいという目標もあるのだがそれはまた別の話。


しばらくの間は作品の回収はせず、僕は読まないことにした。内容云々よりもまずは短い時間に集中してアウトプットをすることに慣れてもらうためだ。週に1回のペースでこれまでに4回実施してきた。ペースもつかめ、割合スムースに書けるようになったので、中間考査の後からは少しやり方を変えるつもりだ。書く時間は3分のまま。しかし、書く前に何を書くか1分間考えてもらってから、3分の作文をスタートする。作品は提出し、僕に読まれる前提で書いてもらう。
これで少しハードルが上がるけれども、これを2学期の残りで7、8回やりたいと思う。

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