水曜日

朝、昇降口に立つ。日が差している分昨日より少し楽。今朝は、先週よりも声が出たように思う。前にも書いたけれども、この朝の10分から20分の時間で、その日の自分の調子が良く分かる。相手に届く声で声がかけられているか、明るく大きな声が出せているか。視線をつかまえられているか・・・。ぼんやりしているときは、これが全くできない。駅前でどうせもらってくれないんだろうけど、とちらしを配っている人たちと同じような挨拶しかできないと、職員室に戻って憂うつになる。

授業は3456の4コマ。3限4限は2年生の演習科目。今日は評論を3題読む。割合平易な文章なので、どんどん進めてしまう。来週はセンター試験の評論分を見ようと思う。5限6限は1年生の国語総合。百人一首は53首目と54首目。53首目は昨日のもので、54首目は

忘れじの 行く末までは かたければ 今日を限りの 命ともがな  儀同三司母

「じ」が打消意思、「もがな」が願望の終助詞。「忘れまい(というあなたの言葉)は遠い将来までは頼りにすることはできないので、 (いっそ幸せな)今日までの命となって死んでしまいたいものです」となる。

放課後は1年生の百人一首大会が来週あるので、カルタの取り札がそろっているか、何人かの生徒に頼んで確認してもらう。全部で25組。結構な手間をかけてもらったおかげで無事できそう。