水曜日

曇り。朝、昇降口に立つ。雨が降りそうな雲。一日中曇り空のまま終わる。寒さでどうも元気が出ない。明日はもっと大きな声を出して、もっと目を見て、元気を呼び込もう。

授業は2年生の演習が2コマ続き、1年生が2コマの4コマ。2年生は用言と助動詞の復習に費やす。1年生は、1クラス目は3学期初授業で百人一首のテストと宿題集め。もう1クラスは徒然草「九月二十日のころ」を少し読み始める。敬語の説明を今日明日と少し丁寧にしてから入ろうと思う。

冬休みの補習や3学期に入っての数時間の授業で改めて思ったこと。あれだけ説明したのだから覚えているだろう。何度もしつこく言ったから忘れていないだろう。というのは甘え。他の先生がどう感じていらっしゃるのかは分からない。あくまで僕個人が感じている実感。全員が同じペースで学習できないのは仕方が無いが、基礎の定着を無視して、そ柱や壁を作っていこうとしても、結局すぐに崩れ去り、基礎からやり直しになる。上手に筋道を立てて説明して、一瞬分かった気分にさせるだけではだめで、それをきちんと理解しよう、覚えよう、定着させようと、「学習者」が、そう思う。その火種をつけて、酸素を供給して大きな炎を燃え上がらせなければ意味がない。