何故あの会社はメディアで紹介されるのか?―PR最強集団のTOPが教える55の法則

何故あの会社はメディアで紹介されるのか?―PR最強集団のTOPが教える55の法則
idea*ideaの田口元さんのエントリ今年最後の百式企画塾『ブロガーに効く!本の付録を考える!』 | IDEA*IDEAを読んで、プレゼント企画に応募しようかとも思ったけれども、すぐに読みたくて、購入。こういう本は特に思い立ったがなんとやらで、すぐ買ってすぐ読むのが吉だとおもいます。

どんな仕事でもそうなのだが、やること自体はパターン化されている。
一番重要なのはアイデアであり、それを生み出すシステムを持つことだ。
たとえば300のPRのケーススタディを覚えるといったトレーニングによって、アイデアを生み出すコツをつかめば、あとはパターン化されたフローにしたがってそれを広めるだけ。逆に、良いアイデアがないままに、どれだけ一生懸命作業をしてネタを広めようとしても、限界があるだろう。

勝間和代さんの「グーグル化」にもあったけれども、あることをするための枠組み作り「フレームワーク」をいかに作っていくか、がPR・マーケティングについても大事。ということなんだろうと思う。

また、森博嗣さんの次の文章も連想されました。

 多くの人が言う「考えた」というのは、「考えようとした」のことらしい。同様に「悩んだ」も「悩もうとした」である。否、たとえ考えようとするだけでも、100時間くらい考えようとしていれば、なにかは実際に考えるだろうし、そして、考えれば、なにかは思いつくだろう。きっと具体的な案がいくつか出てくるはずだ。ほんの一瞬だけ考えようとしたくらいで「考えた」なんて言わないでほしい。
 沢山の具体案を考えることは、無駄なようでけっして無駄ではない。採用されなかった案が、その人の将来の持ち駒になるからだ。

インプットするというのはとても容易で、そこから、自分自信の思いや、バイアスを通したものを、出力する、アウトプットするということの方が難しくて、考えたつもりで終わらせないで、膨大なアイデアを、案をきちんと、絵でも文章でも形にしないと思考って進まないよな、と思います。

学校の授業で言えば、同じ教材を何回も教えていくときに、自分は数回目数十回目の内容でも生徒にしてみれば、それが初めてで1回しかない経験なわけです。よりよい見せ方、提示のしかた、考えさせる筋道、作業の流れ、思考の切り口、視点の提示、パターンは沢山考えられるわけで、一度成功したからといってその方法に固執しないほうが教える自分にも、教わる生徒にも良い、という側面はあるのだと思います。ふり幅の大きさというか、多数の視点から見るということは、できるだけ意識してはいますが、意識しているだけじゃなくて、もう一段踏み込んで、こう、こう、これ、これ、とアイデアを残すようにしていこうかと思います。