水曜日

学校での仕事で習慣にしていることがいくつかありますが、教師になってから、ほとんど毎年しているのが、朝の昇降口にたって生徒達を迎えること。おはよう、と声をかけると、おはようと返ってくる。疲れていたり、眠い日もありますが、背筋を伸ばして、微笑んで、大きな声を出しているうちに、シャキッとします。今朝も沢山の生徒と朝の出会いをすることができました。

今日の授業は3456。34が2年生の演習科目、56は1年生の国語総合。2年生は文法の講義1時間のあと、今後の予定を考えて、問題演習を解く時間を多くとりました。午後は1年生2コマ。今日の百人一首は42首目「ちぎりきな かたみに袖をしぼりつつ 末の松山 波こさじとは」直感的には理解しにくい歌。これの説明に時間を取りすぎて、質問紙で眠くなったと指摘される。しゃべりすぎと反省して、6時間目ですかさず修正。土佐日記本文の読解は、辞書で下調べしていたら、すぐに答えられる質問に答えられない生徒の姿がやや目立ちました。この後現代文も読むので、土佐日記は今後ペースを上げる予定です。事前の意味調べや品詞分解をしっかりしてきて欲しいと呼びかけました。

実際問題、現任校では、生徒達はそれぞれの教科で宿題や予習復習を求められていて、それをある程度きちんとやらないと、授業についていくのが大変な現状です。加えて部活動に熱心に取り組んでいる生徒も多く、家に帰ってから机に向かうのは非常に大変なのは分かっています。それでも5分でもいいから復習して、翌朝の5分でもいいから予習して欲しい、時間を上手に使えるかどうかは意識の差でもあります。がんばらなくちゃ、と頭では分かっている彼らが、実際にやりくりして実行に移せるよう、応援していきたいと思います。