本200%活用ブック
書店をのぞいていると、ビジネス書や新書コーナーの元気が良いと感じる。小説や物語などの楽しむ読書、から、勉強のための読書、が注目されているのだと思う。読書を自分の仕事や生活や成長にどう役立てるか、ビジネス書や自己啓発本を、どう選ぶか、読むか、実践するか、そのヒントがたっぷりの1冊。
5人のビジネス書籍の著者の方々の読書法が紹介されているのが、結構な目玉。
この5名の方々とその著作。最近1年くらいの間にブログスフィア(ブログとブログを取り巻く環境)だけでなく、実際の書店でも多く目にした(また実際に手にも取ったものも)人ばかり。
上記ほとんどの人に共通するのが、下記の3つ。
- 本は汚して読む
- アウトプットまでする
- 多読。いつでもどこでも「なんでも」
「本は汚して読む」気に入ったところ、重要なところには線を引いたり、メモを書いたり、付箋を貼ったり、角を折ったりして自分の印を付けていくこと。これは僕もやっています。3色ボールペン方式で、青色「まあ大事」、赤色「すごく大事」、緑色「面白い、気に入った」で線を引いています。後から見直したときに、気になったところが一目瞭然です。授業でも教科書にこの3色で線を引くよう生徒にも話をしています。とにかく汚して自分のものにしないと気がすまないというのも良く分かります。
「アウトプットまでする」線を引いたところを別にノートに書き写したり、パソコンに入力して印刷したものを持ち歩いたり、ブログのエントリにしたり。読書会をする、というのはスゴイ。僕ももう少し、これはやろうと思います。線を引いてもそれをパソコンに入力するのが億劫なのが問題。少しずつでも毎日やりたいなと思います。それを眺めて考えを深めて・・・というのは先日書いた熟考のプロセス - 繭八庵@Hatenaにつながるんだと思います。
「多読」どんな本でも1ヶ所はなるほど、と思える場所があるはず。であればはずれじゃない。というのは卓見だと思いました。精読する本と速度を重視する本と重み付けを変えて読まないといけないよなと実感。夏以降あまり読めていないので、秋になって少し意欲的に読みたいと思います。あまり考えずとりあえず買う、というのも真似したいところ。もっと本にかけるお金を増やしましょう。
そのほか、印象に残ったのは
- 1:少し高めの本に挑戦する。(2000円から3000円の本は専門書1歩手前で難易度も上がる)
- 2:和書より翻訳書、洋書。翻訳される辞典で高いハードルを越えている。
- 3:オーディオブックを使って耳も使う。
- 4:読書計画を立てて、生活の中に組み込んでしまう。
また量が質に転化する、家のあちこちに本を置こう、読書ノートを作る、などなど多数。これはやろういますぐ始めようというアイディア、この作品は読もう、この人の本を読んでみよう、と読みたくなる本も満載。と書店やアマゾンで沢山買い込んでしまう副作用あり。オススメ。
- 作者: 日本能率協会マネジメントセンター
- 出版社/メーカー: 日本能率協会マネジメントセンター
- 発売日: 2007/09/24
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 17回
- この商品を含むブログ (27件) を見る