今日の授業

ノドの調子は昨日よりも悪く、声はほとんどでない。が、朝の昇降口には今日はたった。休むと学校に来ているのに、立たないとどうも落ち着かない。がらがら声で「おはよう」と声をかける。

高校野球埼玉県大会の選手引率やら応援引率でいらっしゃらない先生の授業の自習の面倒をいくつか見る。勝ってくれたら嬉しいのだけれどもどうだろうか。(帰宅時に確認したら残念ながら負けておりました)
2年生の演習1コマ、1年生の国語総合1コマの計2コマ。午後は職員会議など。演習では漢文の復習を少し解いてもらう。1年生のときにきちんと貯金できたがどうかが試される。1年生の国語総合は今日の授業が1学期の最後。百人一首25首の確認テストを行う。闇雲に覚えようとするよりも、歌の意味や背景を一緒に覚えているほうが思い出すときのフックが増えてよいのだけれども、なかなかできないのですよね。今日のクラスはとにかく力技でしのごうとする切羽詰った生徒たちが多かったように思う。テストを始める前の時間で大体そのあたりは分かるようになってきたように思う。結果を見ると再テストの数が多くなり残念。百人一首は、和歌という形式、独得の表現技法、季節感、恋愛感など、日本文化を知る入り口としてはとてもいいと思うのだけれども、生徒たちがそこまで一所懸命に取り組めていないということは、僕の授業の仕方にも問題があるのだろう。来学期に向けて工夫したい。

結城浩さんの「数学ガール」を今日のクラスでも紹介した。初めの数列の紹介をすると、みんな真剣な顔をして考えている。本の紹介という大義名分が最初にあると、今は国語なの?数学なの?という疑問はあまりわかないみたいだ。

6 15 35 77

という数列には「前の数字を倍にして奇数3/5/7を順に加えたもの」というアイデアが生徒から出た。「もっとシンプルな考え方が出来ると思うよ」と返したけれども、なるほどな、と思った。次に163という数が来ていたらそれもありなのかもしれないけれども、奇数であれば何故1からじゃなくて3から足すの?という疑問には答えられないのが弱点か。