「渡辺誠一郎 技術者」プロフェッショナル 仕事の流儀 メモ

シリコンバレーで起業した日本人企業家。起業前の40代のころの写真よりも56歳の現在のほうが若く見えるのが、毎日わくわく過ごせていることの証拠だろう。
経営は投資家の推薦者を雇い。最高技術責任者として技術分野に専念。自分の思いを、信念をあきらめずに、貫き通せるか。思考が固着してしまわないような工夫をし続けられるか、最先端の技術を追いかけ続けられるか。満足しちゃいけない、立ち止まっちゃいけない。そういう生き方を選び続けられる人だけが生き残っているんだろう。
また、失敗してもリスタートすることが容易だということもシリコンバレーの特徴なんだろう。失敗があまり許容されず、一つところに長くいるほうがよりよい、という価値観が日本にはまだあるよなぁ。人生の進路を15歳の高校入試、18歳の大学入試、22歳の就職活動で求められはするけれども、本当に自分のやりたいこと、突き詰めたいことがみつけられている人は本当はどれくらい要るのかは疑問。

  • シリコンバレーのサムライ
    • ハイビジョン画質動画が取れる小型カメラ。笑顔で厳しい注文をつける。何が問題化、突き止めろ。
    • 思いっきり逆転してるから面白い。面白いに違いないとおもえる部分があれば、それはもうやり続けます。
  • 通勤は1966年オープンカー。外気温5度でも幌をかけない。
  • オープンで走るところに意味がある車ですから、寒かろうがなんだろうがやせがまんです
  • 完全フレックスでも朝9時にはオフィス入り。
  • 10年前に立ち上げた会社。デジタルカメラ半導体の開発。社員70人あまり ほとんど技術者。社員はアメリカ、日本、スウェーデン、インド、台湾、各国から集まっている。
  • 頭をマッサージする
    • 決め付けは最大の敵-問題発生。常識はずれの突拍子のないアイデアを提案。
    • いろんな発想をできるように頭をマッサージする。かなりばかげた提案も必ずするようにしている。
  • 開発陣頭指揮だけでなく。ネットワーク作りに力を入れている。
    • 新興企業の半分は5年以内に消えていく
    • 4分の1を解雇する荒波を2度経験した。
    • 安住していてはすぐに取り残される
    • ネットワーク作りが企業の行方を左右する
    • 週末。毎月のように自宅でパーティをする。社員だけでなく、他の会社の人も。手打ちそばでもてなす。人材。人材。人材。
  • 破壊分子こそ宝
    • 求める人材。見極める流儀。突っ走り破壊的創造をする
    • 寺崎和久40歳。2速歩行ロボットの開発。趣味のロボットを見て即採用。
    • 寺崎6つの会社渡り歩いてきた。渡辺の会社に来るまで仕事に生きがい感じたことがない。
    • 仕事が面白いのはよろしくない。趣味がおろそかになる。残念なことに、モチベーションが出てきてしまった。
  • とがった部分を、さらに尖らせる。
    • 独創的な発想をいかに引き出すか。そのための流儀。
    • 企画会議。寺崎が突然関係のないアイデアを話し出す。「レンズのないデジカメ」
    • 破天荒な発想こそが彼のよさ。それをさらに尖らせる。どうやってするかっていうのはぽっこり抜けている。実現性低いアイデアだが面白い。
    • 誰も理解できない発想こそ革新的な技術を生み出す。
  • 温度五度でもオープンカー。わけあるの?やせ我慢
    • 新車はこれまで手にしたことがない。修理しながらだましだまししながら載っている。機械とじかに対話できる気がする。
  • 仕事道具
    • マックブックプロ
    • カメラが数台
    • オフィスには、大きなアップルのシネマディスプレイ
  • (考え事をするための道具として)理想、実現したい技術を一枚のの紙に言語化する(PC上でだけれど)
    • 考え事をマッピングしたものをコンピュータで作っていた。
    • 思いついたキーワードを紙の上に配置して、関連する技術を書いていく。それを眺めて何をやるべきか。何ができるだろうか考える。熟成するのを待っている。
    • もう6、7年継続している。
    • 理想実現するためにどんな周辺技術が必要でどんなことをできるようにならなければいけないか、夢をかなえるための航海図みたいなものだろう。、
  • シリコンバレーで働くということ。
    • 醍醐味はダイナミックに物事が変わっていく、その表面に障ることができる。
    • 渦よりも早く焦げれば後悔できる。一寸でも遅いと、飲み込まれて難破してしまう。
    • 個人としての付き合いになると、技術が情報が音をたてて流れてる。
    • 研究の現場 情報いききしてないと
    • 企業 情報がちがちに官吏。でもシリコンバレーでは研究の現場に近い。情報活発にいききしている
  • マドル・スルー
    • 長い泥沼、muddle tyrough
    • 半導体メーカで部長となり開発の現場を離れ、ワクワクできない失望感味わい退職。43歳でシリコンバレーで企業。
    • 43の時よりも56の今のほうが若く見える。
    • 投資家にアイデアにかけて欲しい、と願い出たが、一般消費者向けの商品はリスクが大きく、投資にこぎつけない。
    • 不安で夜中に良く起きた。起きてしまうというのは自分をコントロールできない。不安量のバロメーター。寝ようと思うとますます眠れない。
    • ただ悩んでいるだけのこの時間を次の手立てを考える時間に使おう。
    • 提携会社を見つけてそこに頼ろうとしていたのを、自分たちの技術だけでやることに。方向転換。
    • 会社設立から3年、高性能なチップが完成。最も早く最もきれいな画像が取れると評価を受けた
    • それは、泥の中をもがきながらのブレークスルー、「マドル・スロー」というんだと後で教わった。
    • にっちもさっちも行かない。出口がどこにあるのかわからない。泥の中に入っちゃったら光は入ってこない。どっちが上か下か、わからない。ともかく信じて突進するしかない。方策は必ずある。頭で考えてもダメ。からだを動かさないと。
  • 日本がシリコンバレーから学ぶこと。 みんなでチャレンジしようとする人をサポートする社会力
  • 失敗しても再挑戦することに対して、雇う側がオープン。失敗の数は勲章みたいなもの
  • 10年目の挑戦。
    • デジカメの写真を動かし、動画のように再生する新しい技術。
    • 目標設定をしない。明確なゴール行っちゃうと歪曲化してしまう。
    • 壁にぶつかったとき、「自分の技術を、信じきれるか。」
    • 面白いと思える部分があればやり続ける。そうでないと進歩がない。
  • 忙しいのが一番楽しい。暇になったやったら一番がっくりくるとおもいます
  • プロフェッショナルとは・
    • 恋愛感情みたいに思って思って思って思い続けてビジョンが作れる。