「脳の鍛え方」入門−40歳を超えてから頭は良くなる!

ルーチンワークに追われる毎日を過ごしていると、視野が狭まり思考が固定化して変化することが嫌になってしまう。やわらか頭で柔軟に新鮮な気持ちで物事を捉えて行きたいものだと思わされた1冊。
異業種異分野の方の記事ばかりだけれども、なるほど、と思うものが多い。今後の授業や教育活動において、自分はどうしていきたいのか、考えさせられました。

「脳の鍛え方」入門―40歳を超えてから頭は良くなる! (PRESIDENT BOOKS)

「脳の鍛え方」入門―40歳を超えてから頭は良くなる! (PRESIDENT BOOKS)

これまでの資生堂の歴史を振り返ると、高度成長期に有効に働いた、売り上げ至上主義の中で決められた目標値に会社の隅々まで縛られていました。それを解き放って、「100%お客様志向」の活動に集中する。それには、お客様との直接の接点で活動するBCが、一人ひとりのお客様の徹底した満足を追求することに専念できる環境が大前提になります。そのための売り上げ目標の撤廃、ということですね。

資生堂前田新造社長の言。まず売らんかな、ではない。と。

信頼できる、できない、と言うのは、情報の多寡で決まる。そうであれば、情報を溢れさせることによって、直接話せる人数の壁を超えて、お互いの信頼関係を構築できる可能性がある。
ここでの1つの大きな発想の転換は、見るか見ないか、聞くか聞かないかを、情報の出し手ではなくて、受け手が決めるんだということ。情報はとにかく全部出す。聞くか聞かないかと言う選択肢はユーザー側にある。価値のある情報だけをだそう、という考えをすると、その「価値」がものすごく恣意的になるわけです。

はてな社長近藤淳也。公開性、オープンネスというとなんだか固い感じがするけれども、いかにこちらから気持ちを開いていくか、自分をさらけ出していくのか、というのは僕にとっての大きな課題。