集中力

集中力 (角川oneテーマ21 (C-3))

集中力 (角川oneテーマ21 (C-3))

量より質、といい、質より量、とも言う。「千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を練とす」とは宮本武蔵の言、「量が質に転化する」と言ったのは齋藤孝氏。「二万本のシュート練習をしなさい」と言われたのは桜木花道でした。

一朝一夕で何事かをなすことはできない。逆に言えば、集中力と持続力が何事かをなすときのポイントになる、と。自分の中にどんな型(スタイル)を作っていくか。それをどう持続させるか。何を選び、何を捨てるか。決めるのは自分。

子供の頃から目標にしてきた米永邦雄先生は『人生における勝負の研究』(祥伝社)という著書の中で、中学から高校までの六年間に、将棋の勉強を毎日五時間、延一万時間したと書かれている。米永先生のお兄さんは東大に入学されたが、受験勉強に高一から卒業までに六千時間かけたそうだ。私の場合も将棋を始めて、中学二年生でプロになるまでの約十年間に一万時間はその勉強に費やしたことになる。学校から帰って毎日、必ず、三時間は将棋に取り組んでいた。そのあとの中学から高校時代までも同様だったが、今、その頃と同じように将棋の研究に没頭しろといわれても、とてもできないだろう。

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