散歩道

前夜遅かったので、起床もゆっくり。朝夕と5分ずつくらい庭の草を抜く。夕方には水やりも。いつだか庭に迷い込んだ猫は、家族全員が飼えないのだからと冷たくしていたのに、近くに住む義父が餌付けてしまい、名前までもらったらしい。我が物側で庭を闊歩する姿がたまに見られる。
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日中は日差しが強く、とても外に出たい気分にはならない。一度ビートで出かけたけれどもあまりの日差しに負けて幌を閉めてしまった。

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ゲンの散歩に出ると、日が傾き始めていて、日の短くなってきたのを感じる。彼は夕方の「ゆうやけこやけでひがくれて」のサイレン?が鳴り出すと、遠吠えをはじめる。初めのうちはきっと散歩をせがんでいるんだよ、と家族で話していたし、実際にそうだとも思うのだけれども、散歩に出ているときでも立ち止まって遠吠えを始めるのは割りあいおかしい。「あれ、散歩きてるよな」と言う顔をして、でも習慣には逆らえず、ちょっぴり困った顔をしてこちらをちらと見てから吠えるのだ。

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散歩コースの両側に広がる田んぼの稲は稲穂が育ち始めた。