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εに誓って

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εに誓って (講談社ノベルス)

εに誓って (講談社ノベルス)

え!え!おぉそうきたかお思いつつ、さらっと読めました。このシリーズ、大きなネタにつながっていそうな描写を探すのが面白いです。あくまで見つけやすく仕組まれたもので、もっと込み入った伏線も張ってありそうですが。

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ストレスフリーの仕事術―仕事と人生をコントロールする52の法則

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ストレスフリーの仕事術―仕事と人生をコントロールする52の法則

ストレスフリーの仕事術―仕事と人生をコントロールする52の法則

久しぶりに電車に乗って読書時間が確保できたので読めました。

何事にもくじけないための、ごくシンプルな秘訣がある。それは「何をするにもベストを尽くそう」とたった今決心することだ。(そう、この本を読んでいる今、この瞬間だ)

これはそのとおりだなぁと。よし決心しようと思いました。
取り掛かっている仕事や、物事、長期的な目標や夢など、気になっているものすべてを頭の外にアウトプットして把握し、次にとるべき行動を決め、定期的にレビューして更新しつつドライブしていく、GTD(Getting Things Done)という考え方。前々から試してみたいなと思っていた方法なんですが、今回これを呼んでますます、これは時間を作らねば、と思うようになりました。

25/50「決断力」

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決断力 (角川oneテーマ21)

決断力 (角川oneテーマ21)

羽生さんは1970年生まれ、3つ年上かというのが最初の発見。非常に分かりやすい文章を書かれる人だと思いました。

駒がぶつかったあとからは争点がはっきりするのである意味、考えやすい。そこから逆転の機会をつかむのは難しい。勝負どころはもっと前にあるのだ。

水面下での段取りや準備の段階で差が現れるというのはよくある話で、仕込みが良い人は仕事ができる人だという印象を持っていました。

先生(米長邦雄)は、名人への夢を実現するためにとんでもないことをした。名人位を獲得する四、五年前に自分の将棋を一新させたのだ。今まで培ってきたものをすべて捨て、まさに一から変えた。「泥沼流」といわれたのが先生の将棋であった。その将棋を捨て、若手に教えをこうて、最先端の将棋を一から学びなおしたのだ。フルモデルチェンジ。こんなことが五十歳に近づいた人のできることだろうか。だが、米長先生はそれに成功した。

既得権にしがみついて船が沈もうとしていることに目を背けたがる人が多い中で変わって行くことを恐れずにチャレンジできるというのはそれだけで才能だと思う。「never too late」という言葉を信じたいものにとっては支えに励みになるエピソードだと思う。

これまで、誰もが怖くて「できなかった」分野で画期的な何かが起こる可能性がある。「できなかった」というのは、それを諦めることではない。そこを避けて通ったり、ちょっと考え方を変えれば新しい方法が開ける。そして、何年かたつとそれがメジャーになって落ちついてくるという事も考えられるだろう。

微妙な一手の違いなのだが、たとえば、王を囲う一手を遅くしたり、飛車先の歩を一歩突かないだけが画期的な手であったりする。歩の一歩の違い、一手ずらすだけの違いだから、一般にはすごくわかりにく。

今の時代は、いろいろなことが便利になり、近道が非常に増えた時代だと思っている。何かをやろうと思った時に、さまざまな情報があり、安易な道、やさしい道が目の前に数多くある。楽にすすめる環境も充実している。昔は、遠い、一本の道しかなかった。そのため、選択の余地なくその道を歩んだけれど、今は近道が他にたくさんできている。わざわざ一番遠い道を選んで行くのは損だという思いにかられる。その横では近道で通り過ぎてゆく人がたくさんいるのだから。(略)しかし、遠回りをすると目標に到達するのに時間はかかるだろうが、歩みの過程で思わぬ発見や出会いがあったりする。

以前、私は、才能は一瞬のきらめきだと思っていた。しかし今は、十年とか二十年、三十年を同じ姿勢で、同じ情熱を傾けられることが才能だと思っている。直感でどういう手が浮かぶとか、ある手をぱっと切り捨てることができるとか、確かに故人の能力に差はある、しかし、そういうことより、継続できる情熱を持てる人のほうが、長い目で見ると伸びるのだ。

ペースを落としてでも続けることだ。無理やり詰め込んだり、「絶対にやらなきゃ」というのではなく、一回、一回の集中力や速度、費やす時間などを落としても、毎日、少しずつ続けることが大切だ。無理をして途中でやめるくらいなら、「牛歩の歩み」にギアチェンジした方がいいと思っている。

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24/50「世にも美しい日本語入門」

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世にも美しい日本語入門 (ちくまプリマー新書)

世にも美しい日本語入門 (ちくまプリマー新書)

共著者の一人安野光雅さん(「旅の絵本」の作者と言えばご存知の方も多いだろう)は、もう一人の共著者の藤原正彦さんの小学校時代の先生だという。

これは自分でも試してみよう、真似してみよう、生徒に話そう、調べてみよう、と思うヒントがたくさん。藤原さんは岩波文庫を使った読書ゼミをしてらっしゃるという。学生があまりに本を読んでいないので、読ませようと思って10年以上という。

藤原 最初からこれを受講するための条件を公表します。まず、一週間に岩波文庫を一冊読むだけの根性。それから、一週間に岩波文庫を一冊買うだけの財力。その二つだけを条件としてあげるんです。それに怖じけない子だけがくる。読む本は私が一方的に決めます。教室では民主主義は存在しません。私が「これを読んでこい」と命令する。
(中略)
 授業では、批評なり感想なり書いてきたものをもとに、皆でディスカッションする。感想でも批判でも批評でもなんでもいい。書くものの長さは、特に制限なく自由に書け、と言います。私がそれを添削して翌週の授業で返す。文章力の向上にもなるし、もちろん知らない本を読んで教養も身につく。授業中のディスカッションで論理的な言葉の応酬をしますから、論理的思考の訓練にもなっています。

安野 大学くらいになったら、文学教材がそのまま日本語教育になっていいと思います。文学以外にいい教材は考えにくいですね。情報を日本語として読むためには、さきに文学で鍛えて、疑いの目(一種の免疫力、豊かな感受性)をつけておく必要があると思います。昔から創造性の大切さが喧伝されていますが、それは「疑う心」とセットになっているべきだ、とこの頃思っています。
 文学作品に接することは、そこに書かれている筋書きのような「ことがら」だけでなく、たとえば詩から受けるような「美しさ」に心を動かされる感情を培うことでもあると思います。

安野光雅さんは、いろいろな自著の中で森鴎外の訳した「即興詩人」を薦めていて、読んでみたいとずっと思っているのだけれども、どこに行っても見つけられない。ので、藤原さんの薦めている岩波文庫を大量購入。平成18年度に読みこむ本にしたい。

漢文、暗唱、唱歌、童謡についての二人の語らいもおもしろく、ためになる。国語が好きで本が好きだと思っていたけれども、まだまだ全然足りないと思わされました。勉強勉強。

23/50「木に学べ―法隆寺・薬師寺の美」

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木に学べ―法隆寺・薬師寺の美 (小学館文庫)

木に学べ―法隆寺・薬師寺の美 (小学館文庫)

法隆寺金堂、薬師寺金堂や西塔の復元を果たした宮大工の棟梁が語る、寺への愛、職人としての誇り。
表紙は法隆寺五重塔の隅木(すみき)を下から仰ぎ見たもの。各階の四隅の角の部分を隅木(すみき)というそうだが、その隅木が一番上まですーっと一直線に並んでいる。木のクセを見抜いて組んでいるから建築から1300年たった今でも一直線にすっと揃っているのだそうだ。見事。

 棟梁というものは何かいいましたら、「棟梁は、木のクセを見抜いて、それを適材適所に使う」ことやね。
 木というのはまっすぐ立っているようで、それぞれクセがありますのや。自然の中で動けないんですから、生きのびていくためには、それなりに土地や風向き、日当たり、まわりの状況に応じて、自分をあわせていかなならんでしょ。
(中略)
木のクセを見抜いてうまくくまなくてはなりませんが、木のクセをうまく組むためには人の心を組まなあきません

仕事とは「仕える事」と書くんですわな。塔を建てることに仕えたてまつるいうことです。もうけとは違います。

 この法隆寺の建物には、創建当時の飛鳥のものもあれば、藤原時代のもの、鎌倉、室町、江戸時代、大正、昭和と各時代に修理されとるのやが、その時代時代の美に対する考え方や、建築物をどう考えとったかがわかるわけや。

建築に対する考えだけでなく。仕事に対する姿勢やモノに対する考え方など勉強になるところが多い。喝を入れたい時に読み直したい本になりそう。

22/50「海馬―脳は疲れない」

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海馬―脳は疲れない (新潮文庫)

海馬―脳は疲れない (新潮文庫)

非常におもしろかった1冊。中でも即座に授業に使えたのが次の一節。

脳みそには「側坐核(そくざかく)」という「やる気」を生み出す場所があります。ここの活動が活発になると、やる気がどんどん出てくるのです。ただ、この「側坐核」ある程度の刺激が来た時だけ、活動をはじめる場所だという問題があります。つまり、面倒でも、やりたくなくても、一度はじめてみると、やっているうちに側坐核が興奮してきて、集中力が高まって気分が乗ってやる気がわいてくるという仕組みになっているそうです。ですから、「やりはじめなければ、やる気にはなれない」という事です。 

毎時間授業の後に書いてもらっている、感想や質問の神に、「やる気が出ない」、「めんどくさい」、と書く生徒がたくさんいます。そんな彼らに「なんとなく部屋の掃除をやり始めたら、いつの間にか一生懸命になっていた」という事例にしてこの話をしたところ、割合納得してもらえた模様。これまで、気持ちの持ちようとか、精神論といった観点で「イヤでもやりなさい」としか言われていなかったのが、多少なりとも理屈があるんだということが分かってもらえる、良い材料になりました。

21/50「超実践!ブログ革命―共感が広がるコミュニティ作り」

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超実践!ブログ革命―共感が広がるコミュニティ作り (角川oneテーマ21)

超実践!ブログ革命―共感が広がるコミュニティ作り (角川oneテーマ21)

ずいぶんあちこちで聞くようになったけれども「ブログ」って何?という疑問に答える1冊だと思います。ブログを使ってどのように人と人がコミュニケートしていけるのか、そこにある問題点や課題は何なのか、どんな風につきあっていったら良いのか、そんな考察がまとめられていると感じました。

20/50「ドラッカー20世紀を生きて―私の履歴書 私の履歴書」

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ドラッカー20世紀を生きて―私の履歴書

ドラッカー20世紀を生きて―私の履歴書

ドラッカー「私の履歴書」 - My Life Between Silicon Valley and Japanを読んで、日経新聞読みたいなと思っていたのだけれども、もうずいぶん前の連載なので、図書館で探すのも面倒であきらめていた。が、一冊にまとめたものを書店で偶然見つけて購入。マネジメント業界では世界的に有名な方の自伝。熱心に勉強を続け、立ち止まることなく、自分に満足することなく、学んでいこうというすさまじい向上心。梅田さんも上記エントリの中で引用されていますが、一番印象的だったのは、次の部分。

 仕事以外では、毎年新しいテーマを見つけ、三カ月間かけて集中的に勉強している。昨年は明王朝時代の中国美術に取り組んだ。(略)
このほか、三年ごとのプロジェクトも立てている。数年前に終えたのは、シェークスピアの全集をゆっくりと注意深くすべて読み直すこと。シェークスピアの次はバルザックの代表作「人間喜劇」シリーズに取り組んだ。

このインタビューに答えているドラッカーさんは既に95歳。満足した時に止まってしまうんだなと思いました。がんばらなくちゃ。

「暇な時なんていうものは存在しないのだよ。私の場合、仕事をしていなければたくさん本を読む。きちんと計画を立てて、それにしたがって集中的に」

「長い間教壇に立ってきたのは、教えることで自ら多くのことを学べたからだ。生涯学び続けたかったし、そのためにも生涯教え続ける必要があったのだ。」

17/50「悪戯王子と猫の物語」

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悪戯王子と猫の物語 (講談社文庫)

悪戯王子と猫の物語 (講談社文庫)

森博嗣さんが奥様のささきすばる氏とつくられた本。初版時は未読だったけれども、文庫化されたので購入しました。帯は取って表紙を良く見えるように置きたい作品。装丁は今回の文庫の方が好みかもしれません。明日読めるかな。

19/50「モリログ・アカデミィ1」

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MORI LOG ACADEMY〈1〉 (ダ・ヴィンチ ブックス)

MORI LOG ACADEMY〈1〉 (ダ・ヴィンチ ブックス)

レーシック| 安心・安全な手術で視力回復で昨年10月から連載中の森博嗣さんの日記?ブログ?3か月分をまとめたもの。世の中には具体的なものが多いから、なるべく抽象的に書こう、それが普遍性につながるというポリシィのもと書かれたもののようです。もう連載スタートからもう半年も過ぎていたのだな、ということに、このエントリを書きながら初めて気がつきました。こつこつ地道に積み重ねていくことの力を僕に感じさせてくれた方の一人です。