book

「君のためなら千回でも」カーレド・ホッセイニを読んだ

泣いた。嗚咽が止められない。今年一番、いや2007年に読んだ本を全て合わせても1番のオススメ作。 わたしがいまの自分になったのは、一九七五年、十二歳の冬の、ひどく寒いどんよりと曇った日のことだ。その瞬間を、いまでも覚えている。わたしは崩れか…

ワインバーグの文章読本

これもよく読んでいるブログのエントリがきっかけで読んだ本。「ワインバーグの文章読本」で始めた7つの習慣: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる自分の書く文章のネタやアイデアを「自然石」と定義して、日常の中でこの自然石を、たくさん…

サブプライム問題とは何か アメリカ帝国の終焉

これもidea*ideaの田口さんのエントリ書評:サブプライム問題とは何か? | IDEA*IDEAを読んて、読みたくなって即購入。普通なら貸さない優良ではない人々(サブプライム)に融資をガンガンしちゃったことが発端で、世界中?で株安、金融不安を引き起こしてい…

思いやりの日本人

友人otosanが紹介していて読みたくなった本です。お天道様やご先祖様に恥ずかしくない公明正大な生き方をし(タテ軸)。友人同僚ご近所と気配り、心遣いを忘れない人間関係を築く(ヨコ軸)。表面だけを取り繕って、挨拶だけできても、そのときだけ丁寧な言…

iPhoneショック ケータイビジネスまで変える驚異のアップル流ものづくり

iPodtouchは我慢したけれども、iPhoneは欲しい。携帯電話にはあまり価値を見出していないので、これまで高い金額を払ったことは無いけれども、iPhoneは欲しいなー。あのUIは絶対楽しいはず。ユーザの製品体験を豊かにすることを至上目的に、ブランドの持つ美…

何故あの会社はメディアで紹介されるのか?―PR最強集団のTOPが教える55の法則

idea*ideaの田口元さんのエントリ今年最後の百式企画塾『ブロガーに効く!本の付録を考える!』 | IDEA*IDEAを読んで、プレゼント企画に応募しようかとも思ったけれども、すぐに読みたくて、購入。こういう本は特に思い立ったがなんとやらで、すぐ買ってすぐ…

金持ち父さん貧乏父さん

もはや学歴偏重ではないし終身雇用されることも恐らくない。年金はあてにできないし、それ以前にローンと学費に追われてる。にも関わらず、「お金」について、一生懸命考えることはなかった。一生懸命働けばなんとかなる。という古いパラダイムから自由にな…

そろそろ本気で継続力をモノにする!

シゴタノ!の大橋悦夫さんの「スピードハックス」「チームハックス」に続く最新著作。9月に読んではいたのですがエントリ書けずにいました。何かを継続するための仕組みづくりとコツを「続ける系」(ジョギング:早起き:筋トレなど)・「ためる系」(ダイエ…

和田式要領勉強術数学は暗記だ!―受かる青チャートの使い方

結城浩さんの数学ガール - 繭八庵@Hatenaを読んで、数学の勉強をやり直したくなった。たまにのぞいている参考書コーナーを少し横に移動すると数学の参考諸問題集がたくさん並んでいる。そこからやり直しに選んだのが青チャートだった。何日か勉強を始めたけ…

走ることについて語るときに僕の語ること

数ヶ月前から更新されると読んでいるもの一つに横浜逍遥亭というブログがあります。ここは梅田望夫さんのブログ経由で知ったところですが、読書、クラシック音楽と僕の興味をひくエントリがたくさんあって。最近の読書やCD購入の影響を大いに受けているとこ…

日の名残り

「人生、楽しまなくっちゃ。夕方が一日でいちばんいい時間なんだ。脚を伸ばして、のんびりするのさ。夕方がいちばんいい。わしはそう思う。みんなにも尋ねてごらんよ。夕方が一日でいちばんいい時間だって言うよ」 「わたしを離さないで」の読後のインパクト…

アタマが良くなる合格ノート術

本を買うときの参考にしているサイトの一つ、小飼弾さんのブログ404 Blog Not Found:ありそでなかったノート術 - 書評 - アタマが良くなる合格ノート術で気になって買ってきました。 耳と目から入ってきた情報をいかにまとめなおすか。 余白をとっておいて、…

政党が操る選挙報道

友人otosanの紹介で読みたくなって、即購入。郵政民営化が争点となった2005年の総選挙。「コミュニティー戦略」部隊が、自民党の選挙運動の裏で膨大な情報収集と危機管理を行っていた。応援演説に、いつ、誰が行くのか、候補にどんな言葉を言わせるのか…

この2ヶ月で読んだ本

10月11月はビジネス書関係が多かったです。後で、良かった順に並べ替えたいと思います。

わたしを離さないで

金曜日にどさっと買ってきた本の中(最近買った本 - 繭八庵@Hatena)で最初に読んだのがこの本。昨日のエントリを書いた後、気になって気になって仕方が無い。22時半から読み始め、読了したのが午前1時。2時間半もたっていたのが信じられない没入だった。こん…

スターバックス 5つの成功法則と「グリーンエプロンブック」の精神

わたしたちの仕事は、ごみ集めだ 居心地が良くて、ついつい長居してしまう、スターバックス。前から好きな場所だったけれども、この本を読んでますます好きになっってしまいました。スターバックスがこんなに愛されているのにはれっきとした理由があったので…

ダンデライオン

蒼井優写真集 「ダンデライオン」作者: 蒼井優,高橋ヨーコ出版社/メーカー: ロッキングオン発売日: 2007/09/28メディア: 大型本購入: 4人 クリック: 178回この商品を含むブログ (75件) を見るこんなステキな目をした女優さんだったんだ。きりっとした瞳とと…

無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法

昨日のエントリ本200%活用ブック - 繭八庵@Hatenaでも読書法が紹介されていた勝間和代さんの、時間の使い方に関する著作です。これはすぐやろう。真似してみよう。考えてみよう、というアイデアを幾つも見つけられました。誰にとっても24時間でしかな…

本200%活用ブック

書店をのぞいていると、ビジネス書や新書コーナーの元気が良いと感じる。小説や物語などの楽しむ読書、から、勉強のための読書、が注目されているのだと思う。読書を自分の仕事や生活や成長にどう役立てるか、ビジネス書や自己啓発本を、どう選ぶか、読むか…

今日の早川さん

今日の早川さん作者: coco出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2007/09/07メディア: コミック購入: 8人 クリック: 264回この商品を含むブログ (379件) を見るブログcoco's bloblog - Horror & SFの書籍化。マンガが書籍化されるというのは珍しいんじゃないでし…

キラレxキラレ

キラレ×キラレ (講談社ノベルス)作者: 森博嗣出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/09/07メディア: 新書購入: 1人 クリック: 24回この商品を含むブログ (160件) を見るXシリーズ第二弾。さらりとシンプル。

ゾラ・一撃・さようなら

ゾラ・一撃・さようなら作者: 森博嗣出版社/メーカー: 集英社発売日: 2007/08/24メディア: 単行本 クリック: 19回この商品を含むブログ (68件) を見る会話が「やるな、もう。くぅっ」てな感じですって意味分かりませんね。僕はものすごく好きです、森博嗣の…

ダカフェ日記

うわー。こんな写真撮りたい!が一杯。さっそく真似して撮っています。自然光、フラッシュ禁止、連写モード。あとは愛、かな。我が家のカメラはキヤノンのIXY900IS。コンデジなので、デジタル一眼のようなボケ味は期待しようもないですが、それでも家族の写…

ネットで人生、変わりましたか

ほぼ毎日チェックしているIT関連のニュースサイト、「ITMedia」の記者、岡田有花さんが掲載した2003年12月から2007年3月までの記事をまとめたもの。一度読んだものも多かったけれども、書籍になってもう一度読んでみると、また面白いと思う記事も多かった。…

数学ガール

問 次の数列に続く数を答えよ 1 1 2 3 1 4 27 256 「第1章数列とパターン」の数問を考えるのがとても楽しかった。考えれば法則が見つけられそうな気がする。そんな予感を信じて考えた。この4問だけ3、4日は楽しめただろうか。「え、ひょっとして・・まてよ…

4TEEN

小学校6年生のとき、むちゃくちゃ仲の良かった仲間がいた。5人組だった。昼休みには必ずブランコでタイヤ当てや、ドロケイをし、毎日のように星の観察と称しては8時半過ぎから夜の公団住宅の公園にあつまって、なんてことないことを語り合った。卒業後すぐ…

天才の栄光と挫折 数学者列伝

アンドリュー・ワイルズの項に感動した。彼はフェルマーの最終定理の証明とイコールといわれた谷村志村予想の証明を1994年に成し遂げた人物。フェルマーの最終定理とは350年間多くの数学者を苦しめ悩ませ破滅させてきた定理で、次のように説明されている。 n…

チーム・バチスタの栄光

チーム・バチスタの栄光作者: 海堂尊出版社/メーカー: 宝島社発売日: 2006/02/04メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 152回この商品を含むブログ (563件) を見る医療現場を舞台に、エンターテイメントに徹した楽しい作品。中盤から登場する人物のキャラがあ…

イナイ×イナイ

イナイ×イナイ (講談社ノベルス)作者: 森博嗣出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/05/10メディア: 新書 クリック: 36回この商品を含むブログ (188件) を見る視界が広いということはその分見えている世界も大きいということになるのだろう。おお、そっちに振…

重力ピエロ

重力ピエロ (新潮文庫)作者: 伊坂幸太郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/06/28メディア: 文庫購入: 19人 クリック: 204回この商品を含むブログ (827件) を見る 「兄貴、むちゃくちゃだよ」春が顔をゆがませた。 「そうだ、このむちゃくちゃがおまえの兄…